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[BOOKデータベースより]
デビュー作『さよなら、田中さん』『太陽はひとりぼっち』『私を月に連れてって』の花実母娘の壮絶なルーツが明かされる!シリーズ最新刊。「赦す、赦さない、赦されない…。その懴悔の祈りは届くのか」著者二十歳の誕生日に放つ、渾身の書き下ろし長編小説。
[日販商品データベースより]花実母娘のルーツとなる祖母の壮絶な人生譚
花実は中学三年生となった。進路を考える年頃。そして、ほんのり初恋の気配も。そんなある日、花実の母・真千子がひったくりの被害に遭う。その事件から、花実は「金」に対しての意識がより強くなり、よりシビアな中3となる。事件の犯人が判明するが、それは予想外のほろ苦い結果に。
そんなある日、見知らぬ女性から祖母タツヨの訃報が届く。以前「太陽はいつもひとりぼっちだ」と言い放ち去って行った祖母。そして、その女性からタツヨの日記を渡される。そこには、暗く辛い昭和を生き抜いてきたタツヨの長い長い凄惨な人生が刻まれていた。それを読んだ花実は・・・・・・。
前半と後半ではまったく違う世界を味わえる作品。本当に二十歳の著者が書いたのだろうか、と驚く展開、描写。著者のまったく新しい一面を見ることが出来る渾身の長編小説です。
【編集担当からのおすすめ情報】
初稿を読んだときの衝撃はすごいものでした。前半、クスッと笑えてじわっと泣かせる「るりか節」を楽しんでいたところ、後半にきてハンマーで殴られたような衝撃が。「えええ」と思わず驚くことをお約束します。そして、相変わらずの昭和ツウぶりに「一体、人生何回生きているんだろう」と本気で思うこと間違いありません。
『さよなら、田中さん』そして『太陽はひとりぼっち』『私を月に連れてって』に続く、人気の花実母娘シリーズ。この母娘のルーツにこんなことがあったなんて。ショックを受けつつも、だからこその真千子の母親としての頑張りや、かつてのタツヨの言葉が、大変な説得力をもって迫ってきます。それにしても、小学生の時に執筆した小説とすべてをリンクさせて、オチをつけてくるなんて、著者の力に思わず唸りました。
是非、この世界を味わってみてください。そして、ご感想を是非お聞かせください。よろしくお願い致します!