この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- しましまぐるぐるたいそう
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2023年07月発売】
- ふしぎ草子
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2023年04月発売】
- ぱれーど
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2015年09月発売】
- おかおおかおおかおだよ
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2015年04月発売】
- 日本の学校の怪談絵図鑑(全3巻セット)
-
価格:9,240円(本体8,400円+税)
【2016年03月発売】
「魔女」のイメージといえば、怪しげ?こわい?ずる賢い?物語や映画の主人公のようなかわいらしい魔女を思い浮かべる人もいるでしょうか。本当の魔女って、いったいどんな人……?山深い森、その入り口にたつ古びた一軒家が、魔女の家です。その一日をのぞいてみましょう。午前は、夜明け前に森で摘んできたたくさんのハーブを仕分けして、病気に効く薬づくり。午後は魔女らしく、魔術の勉強と月の女神へのお祈りを。空を飛ぶための修業はハードで、ほうきに乗って逆さまになったり何度も落ちたりして夕方にはクタクタ。意外にも、休む間もなく働いて大忙しの毎日です。中でも参考になるのは保存食づくり。きのこなど収穫したものは腐らないようすぐにピクルスに。ぐつぐつじっくり煮込む木苺のジャム、たっぷりのハーブと塩をまぶして熟成させる肉の塩漬けは手間がかかるけれど、できあがりがなんともおいしそう!自然やその恵み、そして自分自身を大切にしながら丁寧に実直に暮らす姿は、初めて知る魔女の顔。作者は、ご自身も魔女名を持ち、魔女をテーマにした数々の著書がある飯島都陽子さん。謎めいた魔女の世界を細やかにリアルに、魅力たっぷりに伝えてくれます。さらに山村浩二さんの描く魔女は軽快でいきいきとしていて、とってもチャーミング。今にも森の中で出くわしそうな素敵なおばあさんで、憧れちゃうし親しみさえ感じます。では最後に質問。あなたには、魔女の素質があるでしょうか……?チェックリストが載っているので、ぜひ試してみて。素質ありの人も、残念ながらなさそうな人も。魔女はきっとどこかの森で暮らしているーー本を閉じた後は、その存在を前よりぐっと近くに感じられるはずです。
(絵本ナビライター 竹原雅子)
【情報提供・絵本ナビ】