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数々の絵本を生んだ世界的アーティスト、レオ・レオニ。その中でも、「生き方」を考えさせる名作、ワニのコーネリアスのおはなしが二か国語版となりました。コーネリアスは立って歩くことができるワニ。ほかの兄弟は、ふつうに這って歩くけれど、コーネリアスだけは卵から孵るときも、立って出てきました。コーネリアスは立てるので、他のワニよりもずっと先のほうを見ることができます。「ぼくには くさむらの ずっと むこうが みえる!」“I can see far beyond the bushes!”ほかのワニたちはそんなコーネリアスにいらつき、「それが どうしたっていうのさ?」“What‘s so good about that?”としか言いません。コーネリアスは怒って河岸を出ていくことにしました。道中、コーネリアスはさると出会い、逆立ちして、しっぽでぶら下がるやり方を教えてもらいます。そして河岸にもどって、しっぽでぶら下がって見せるのですが、ほかのワニたちはそれでも「へえ それで!」“So what!”としか言わないのです。がっかりしたコーネリアスは、さるのところに戻ろうとしました。ですが実は、ワニたちの中には「なにか」が生まれていたのです……。レオ・レオニが描く、コーネリアスの物語は人間社会の縮図です。いつも先をみすえ、ほかのワニたちの一歩も二歩も先をいくコーネリアス。ほかのワニたちはそれが面白くありませんが、コーネリアスのチャレンジを目にし、ワニたちの気持ちにも変化が生まれていきます。かわぎしでの くらしは これで すっかり かわるだろう。Life on the riverbeach would never be the same again.河岸のワニたちに生まれたのは何でしょうか? そして彼らはどう変わるのでしょうか……。『コーネリアス』が初めて出版されたのは1983年。そのころから、まったく古びない普及の名作が日本語と英語の二か国語版となりました。人間の本質をついたストーリーは、レオ・レオニの原文と、谷川俊太郎の翻訳とを合わせて読むことで、物語の深さをより感じることができるでしょう。シンプルな文章でつづられているので、英語を学び始めたお子さんへの読み聞かせにもぴったりです。この機会にぜひ、親子でこの深い物語について語り合ってみてはいかがでしょうか?
(絵本編集者 徳永真紀)
【情報提供・絵本ナビ】