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[BOOKデータベースより]
フィレンツェの豊穣なキリスト教美術の数々と、それらを生んだ中世の精神そのものにまで読む者を接近させようとする企て。ラスキンによる中世美術ガイド。
一日目の朝 サンタ・クローチェ聖堂
[日販商品データベースより]二日目の朝 黄金の門
三日目の朝 ソルダンの前で
四日目の朝 穹窿天井という名の書物
五日目の朝 狭き門
六日目の朝 羊飼いの塔
七日目の朝 目に見える教会
聖書抜粋翻訳
ジョットの鐘楼 浮彫
「身廊と翼廊に埋め込まれたたくさんの墓碑板のなかで、本当に美しい石板、ラスキン氏があんなにも褒め讃えた石板はどこにあるのかを彼女に教えてくれる人は誰もいなかった」(E・M・フォースター『眺めのいい部屋』より)
ベデカーやマレーのガイドブック頼りの教会見学に終始するイギリス人観光客を、ヴィクトリア朝の美術評論家ラスキンが引率し、中世キリスト教美術について語って聴かせる――そんな設定のもとに本書が書かれてから30余年後、『眺めのいい部屋』が世に出た1908年には、この本はフィレンツェを訪れる旅行者必携の「ガイドブック」となっていたようだ。
もちろん一般的な意味での「ガイドブック」ではない。チマブーエ、ジョットをはじめ、「神の家」に捧げられた至高の芸術を生み、信仰と祈りが息づいていた中世フィレンツェの時代精神を、ラスキンは教皇、皇帝、王や諸侯、修道士、人文学者、芸術家たちが織り成す絵巻として展げてみせ、その文化と精神を映し出すフレスコ画や浮彫彫刻へと読者を誘ってゆく。
朧ろげにしか目に映っていなかった中世の美が、朝の光のなかに姿を現わす。7日間の旅。