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[BOOKデータベースより]
人づきあいに自信がなく、就職もしなかった。結婚しても家事は30点、子育ても半ば上の空。自分は何をしたいのだろう…。名作「うさぎのくれたバレエシューズ」の絵本画家の夢の叶え方。
1 はみ出し気味な子ども
[日販商品データベースより]2 居場所を探して
3 銅版画と出合う
4 「うさぎのくれたバレエシューズ」
5 64歳、京都で陶板を学ぶ
6 家族と仕事と住むところ
課題図書にもなった50万部超えの絵本『うさぎのくれたバレエシューズ』の画家、南塚直子さんは社会生活が苦手で、大学を出てすぐ結婚したが、「これから何をして生きていけばいいのか」という葛藤にさいなまれていた。2児を育てる専業主婦だったが、「自分の力を生かして、自立できる何か」を探していた。
心理的に断崖絶壁にあった30歳の元日。「私は絵を描く人になる」と願をかけて、その日から目標に向かって積極的に突き進んでいく――。絵本の世界に居場所を見つけて40年、現在も新作を発表し続けている。生きがいの見つけ方、努力を積み重ねることの大切さなど、若い世代へのメッセージとともに、シニアがいきいき生きるコツなどを伝える。銅版画や陶板作品も多数掲載。「安房直子さんの声」「まど・みちおさんの詩の絵本」など、書下ろしエッセイも収録。