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思潮社 犬伏カイ
点
第1詩集。
叙景詩讃ヴェロニカ文身長い柵斑まっくら壜の中の火三体のサボテンに寄すむきだしの時に佇む俳諧本生譚ぼくのブッダは祈らない
ぼくは草の伸びる音を聞いた蛍が声をかぎりに鳴いていた……(「ぼくのブッダは祈らない」)「犬伏カイの詩は視力のダイナミズムに貫かれ、生成変化する万象の様相を高速で鮮やかに絡めとっていく。このような眼が躍動する生命の中心にあって、原初から終末までも幻視しようとしている。それはまた暗闇の胎児のように寄る辺なく、光り耀く世界を臨み見ているのかもしれない」(中本道代)。装画=高橋千尋、装幀=佐々木安美。
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[BOOKデータベースより]
第1詩集。
叙景詩
[日販商品データベースより]讃ヴェロニカ
文身
長い柵
斑
まっくら
壜の中の火
三体のサボテンに寄す
むきだしの
時に佇む
俳諧
本生譚
ぼくのブッダは祈らない
ぼくは草の伸びる音を聞いた
蛍が声をかぎりに鳴いていた……
(「ぼくのブッダは祈らない」)
「犬伏カイの詩は視力のダイナミズムに貫かれ、生成変化する万象の様相を高速で鮮やかに絡めとっていく。このような眼が躍動する生命の中心にあって、原初から終末までも幻視しようとしている。それはまた暗闇の胎児のように寄る辺なく、光り耀く世界を臨み見ているのかもしれない」(中本道代)。装画=高橋千尋、装幀=佐々木安美。