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- 中世地下文書の世界
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価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2017年05月発売】
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【2017年05月発売】
[BOOKデータベースより]
重なり、広がり、つながる文書群。中世の地域社会(地下)で生成され機能した「地下文書」。東国諏訪の社家、四国山地の名主、九州肥後の大百姓・殿原など地域も伝来主体も異なる文書群を検討するなかで、中世地下文書の多様性を列島規模で把握しつつ、文書群がタテ・ヨコの関係で集積され伝来していった様相を原本調査の成果をふまえて描き出す。さらに、金石文や仏像銘文といった紙以外の文字史料も地下の観点から再検討し、地下文書論の地平を広げる。
序論 中世地下文書の階層性と地域性
[日販商品データベースより]第1部 諏訪(諏訪上社社家の文書群と写本作成;大祝家文書・矢島家文書;守矢家文書 ほか)
第2部 四国山地(四国山地の中世地下文書―記載地名の分布と現地比定;「柳瀬家文書」の成立過程;土佐国大忍荘の南朝年号文書―「行宗文書」正平十一年出雲守時有奉書を中心に ほか)
第3部 肥後(肥後の地下文書―肥後国中部を中心に;中世肥後の大百姓文書―舛田文書と小早川文書;「免田文書」の基礎的考察 ほか)
中世の地域社会(地下)で生成され機能した「地下文書」。
東国諏訪の社家、四国山地の名主、九州肥後の大百姓・殿原など地域も伝来主体も異なる文書群を検討するなかで、中世地下文書の多様性を列島規模で把握しつつ、文書群がタテ・ヨコの関係で集積され伝来していった様相を原本調査の成果をふまえて描き出す。
さらに、金石文や仏像銘文といった紙以外の文字史料も地下の観点から再検討し、地下文書論の地平を広げる。