- 日本帝国の膨張と縮小
-
シベリア出兵とサハリン・樺太
スラブ・ユーラシア叢書 16
北海道大学出版会
原暉之 兎内勇津流 竹野学 池田裕子(日本教育史)- 価格
- 7,920円(本体7,200円+税)
- 発行年月
- 2023年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784832968905
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[BOOKデータベースより]
序章 日本帝国膨張と縮小のモデルとしての北サハリン占領
[日販商品データベースより]第1部 サハリン州の再構成から尼港事件へ(V字回復の先を模索するニコラエフスク―尼港事件の社会的背景;尼港事件はどのようにして起こったか―三月武力衝突とその前後;革命・内戦期の北サハリンとイヴァン・スタヘーエフ商会の活動;革命・内戦・干渉戦期のサハリン州の漁業;尼港事件と日本の政治・社会)
第2部 保障占領下北サハリンの政治・経済・社会(保障占領のポリティクス―帝国日本の統治とサハリン島民;サハリン軍事占領と司法―「裁判の公平」「司法権の独立」をめぐって;北サハリンに進出した日本人商工業者の活動と引揚げ;北サハリン占領と島内・外の交通体系―サハリン島の一島支配と輸送;北サハリンと“樺太”農林資源問題―“北樺太”農林資源調査と一九三〇年代の木材輸入を中心に)
第3部 日ソ基本条約とその後のサハリン・樺太(日ソ国交正常化交渉とサハリン問題―北京会議と日ソ基本条約の締結(一九二四‐二五年);一九二〇年代のサハリン先住民族の移動と国境の関係性―樺太庁による「オタスの杜」集住化;北サハリンから日本へ避難・移住したロシア人―一九二四‐一九二五年;一九二五年の樺太における「国民統合」―皇太子の行啓を中心に)
終章 共通利益による体制融和構想の破綻―ソ連の計画経済と北サハリン
1920年に始まり5年に及んだ北サハリン占領は、近代日本帝国の膨張と縮小の歴史を象徴する興味深い事例である。日本史研究者とロシア史研究者の協力により、尼港事件を契機に始まり日ソ基本条約により終了した占領の実態とその影響を多角的に解明する。