- 日本軍政下ジャワの華僑社会
-
『共栄報』にみる統制と動員
- 価格
- 6,600円(本体6,000円+税)
- 発行年月
- 2023年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784894893313
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 沖縄処分
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2019年06月発売】
- 百姓・町人・芸人の明治革命
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2023年06月発売】
- マブイの往来
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2009年08月発売】
[BOOKデータベースより]
プロパガンダの行間に挑む。総力戦の占領地ジャワにあって、日本軍はいかに華僑を巻き込み、統治したのか。また彼らはいかにそれに応じたのか。厳しい情報統制下で刊行された華僑紙『共栄報』を緻密に読み解き、軍政期の華僑社会の実像を再構築。歴史の空白を埋める画期的労作。
序章 ジャワの華僑社会と日本軍政
第1章 日本軍政開始以前の蘭印の華僑社会と新聞
第2章 日本軍政と新聞統制―『共栄報』の誕生から終焉まで
第3章 『共栄報』の紙面の特徴
第4章 動揺するジャワの華僑社会―救済事業の展開
第5章 外国人居住登録制度の導入と華僑社会の対応
第6章 三A運動への参加―華僑社会の組織化への模索
第7章 パタヴィア華僑総会籌備委員会―首都華僑社会の組織化の過程
第8章 華僑学校の再開・展開と教育の実態
第9章 華僑総会の成立と生活の場における動員
第10章 移住・旅行取締令の導入と撤廃
第11章 字常会・隣組の活動と華僑社会―「民族協和」の実践
第12章 華僑の警防組織―1944年後半以降の防衛動員の本格化
終章 『共栄報』から見えること/見えないこと
あとがき 『共栄報』の復刻と本書の執筆をめぐる経緯