日本における環境経営を歴史的に辿ると「環境経営」⇒「CSR経営」⇒「サステナビリティ経営」という系譜になる。CSR(Corporate Social Responsibility企業の社会的責任)に関しては、日本、アメリカ、EUで起源が異なる。日本では1996年の国際環境マネジメント規格ISO14001:1996発行と共にこれをベースに本業に即した環境保全を目指す経営が「環境経営」ともてはやされた。これに対してアメリカでは成功企業のフィランソロピー(慈善活動)がCSRの起源である。一方日・米とは異なり国家を超えた地域統合体であるEUは、雇用などの社会問題の解決を企業に求めようという意識が強い。これらのCSRを統合して、環境問題解決に加えて社会問題を解決していこうとする経営が「CSR経営」である。さらにここに「持続可能な開発(Sustainable Development)」を加えた経営が「サステナビリティ経営」であり、本書はこれらを詳述している。
[BOOKデータベースより]
第1部 サステナビリティ経営(環境経営とは;日本における環境経営の本格始動;ISO26000とサステナビリティ経営;国連主導のCSR‐SDGs;CSV登場;環境技術と環境ビジネス)
[日販商品データベースより]第2部 環境マネジメントシステムISO14001(環境マネジメントシステムとは;ISO14001の規格と実際の環境マニュアルの例)
日本における環境経営を歴史的に辿ると「環境経営」⇒「CSR経営」⇒「サステナビリティ経営」という系譜になる。CSR(Corporate Social Responsibility企業の社会的責任)に関しては、日本、アメリカ、EUで起源が異なる。日本では1996年の国際環境マネジメント規格ISO14001:1996発行と共にこれをベースに本業に即した環境保全を目指す経営が「環境経営」ともてはやされた。これに対してアメリカでは成功企業のフィランソロピー(慈善活動)がCSRの起源である。一方日・米とは異なり国家を超えた地域統合体であるEUは、雇用などの社会問題の解決を企業に求めようという意識が強い。これらのCSRを統合して、環境問題解決に加えて社会問題を解決していこうとする経営が「CSR経営」である。さらにここに「持続可能な開発(Sustainable Development)」を加えた経営が「サステナビリティ経営」であり、本書はこれらを詳述している。