- ナンセンスな問い
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エイチアンドエスカンパニー ツバメ出版流通 鍬谷書店
友田とん- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2023年02月
- 判型
- B6変
- ISBN
- 9784910882017
[BOOKデータベースより]
ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。
エッセイ(本屋に行く 共同開発されたうどんをめぐって;アウレリャノはTシャツを着たか?;本屋に行く 時々負ける水戸黄門;旅日記を書きはじめると;本屋に行く 思考はやがて発酵して妄想となり ほか)
小説(私の応援狂時代;スーパーの息子)
本屋には行く。なぜなら、体にいいからだ。
「ナンセンスな問いに私は駆り立てられる。そこには意味など何もないし、問うたところで社会が変わるというようなものでもない。しかし、しばしば当然と思っているところに風穴を空けてくれることがある。問わなければ気づきもしなかったことが、初めて目に留まる。いつもの日常がちょっと違って見えてくる。世界が可笑しさに満ちてくる。満ちてきたらどうなのだと言われると、困ってしまうが、困ったなあと言いながら、私は今日もナンセンスな問いを発している。」(本文より)
『『百年の孤独』を代わりに読む』『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する』の著者による、待望の作品集。連作エッセイ「本屋に行く」、小説「私の応援狂時代」ほか、各媒体に掲載された作品に書き下ろしを加えて単行本化。