- 口福のレシピ
-
- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2023年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094072242
[BOOKデータベースより]
留季子は、老舗の料理学校の後継者として期待される環境に反発し、大学卒業後は企業に就職した。しかしSNSで発信したレシピが注目され、料理研究家としての仕事も舞い込み始める。令和初の大型連休に向け、忙しい女性を助ける献立アプリの企画を立ち上げるが、制作は難航した。昭和二年の品川料理教習所の台所では、女中奉公に来て半年のしずえが西洋野菜のセロリーと格闘していた。二つの時代、二人の女性をつなぐ一皿の隠し味とは―。「生活」を描き続ける著者が家庭料理の歴史に挑んだ意欲作。巻末に料理家・飛田和緒さんとの対談を特別収録。
[日販商品データベースより]隠し味のルーツをめぐる「食」の家族小説
留希子の実家は、江戸時代から続く老舗の料理学校「品川料理学園」。いずれは継ぐものという周囲からの圧迫に耐えられず、大学卒業後はSEとして企業に就職した。しかし、食べることも料理をすることももともと大好きな留希子。SNSでレシピを発信しているうちに、料理研究家としての仕事も舞い込むようになる。アプリ開発会社と組み、大型連休に向けた簡単でおいしい献立レシピの企画を立ち上げるが、留希子の思いと、忙しい女性たちの現状はいつの間にか乖離し、アプリ制作は難航した。一方、昭和二年の品川料理教習所の台所では、女中奉公に来て半年のしずえが西洋野菜の白芹(セロリー)と格闘していた。どのように調理すれば美味しく食べてもらえるのか。しずえは、蕗と同じように小さく切って、少量の油で炒め、醤油と味醂、砂糖で炒りつけた。留希子としずえ、二人をつなぐ一皿の料理の隠し味をめぐる「食」の家族小説。巻末に、著者の原田ひ香さんと料理家・飛田和緒さんの対談を特別収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
『一橋桐子(76)の犯罪日記』、『三千円の使いかた』が連続ドラマ化。お金、家事、住宅、仕事……。「生活」を描き、ヒット作を連発する著者が、家庭料理の歴史に挑んだ意欲作。待望の文庫化です。
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