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講談社 柳原三佳
点
時は幕末。かかれば3日で死んでしまう「三日コロリ」と呼ばれた恐ろしい病が、長崎から江戸へと広まり、大勢の命を奪いました。「江戸の台所」と呼ばれた銚子の町にコレラが入りこめば、江戸の復興どころではなくなります。世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。今から150年以上も前の日本をおそったパンデミックの中、現代と変わらぬ「ソーシャル・ディスタンス」や「手指の消毒」を人々に伝え、銚子の町を守り抜いた医師がいました。知られざる幕末の偉人の一生を、物語のかたちで、わかりやすく伝えます。
第1章 佐倉順天堂(運びこまれた元力士;これこそが、西洋医学なのだ…)第2章 種痘を広める(西洋医学を志す若者が目指す場所;農家に生まれ、学問に目覚めて ほか)第3章 銚子での開院(乳がんの手術を決意した母親;銚子の町を治めていた男 ほか)第4章 コレラから銚子の町を守れ(救えなかった目の前の命;迷信が原因で発生した食中毒 ほか)第5章 戊辰戦争―戦火の中の出張病院(ポンペ医師の教え;腸チフスの感染拡大を抑える)
【小学上級から】世界中に広まった新型コロナウイルスの感染。それより百五十年以上も前の日本をおそったパンデミックに、敢然と立ち向かった一人の医師がいました。その名は、関寛斎(せき・かんさい)といいます。江戸の末期、幕末の時代、鎖国していた日本に西洋の医学はほとんど広まっておらず、病がはやると、人々はまじないや祈祷をすることで難を逃れようとするありさまでした。農家の長男に生まれ、チャンスを得て蘭学を学べる私塾「順天堂」に入り、苦学の末に医師となった関寛斎は、「まだ病にかかったわけでもないのに……」といぶかしがる人々に対し、天然痘のワクチンを接種するなど、現代の医学と同じ「予防」という観点から医療行為をほどこしました。その寛斎が、とんでもない早さで伝染する流行り病が発生したことを耳にします。コレラです。「かかれば三日で死んでしまう」ことから「三日コロリ」と呼ばれたおそろしい病が、アメリカ艦隊が上陸した長崎から大阪、そして江戸へと感染者を拡大し、大勢の命を奪っているというのです。コレラが「江戸の台所」と呼ばれた当時の大都市・銚子に入りこめば、死者の数が増えるばかりでなく、日本の経済にとっても大打撃となり、復興どころではなくなります。関寛斎は、どのような方法でコレラに立ち向かったのでしょうか?百五十年以上も昔なのに、現在、新型コロナウイルスの感染を防ぐために当たり前となった「ソーシャル・ディスタンス」の徹底をしていたことにも驚かされるばかりですが、寛斎の生きざまから伝わってくるのは、人の命を助けるという医師の仕事の重さです。知られざる幕末の偉人、関寛斎について、物語のかたちで、すいすい読んでみませんか。関寛斎が生きた時代に何が起きたのか、巻末に年表をつけました。幕末から明治の初めにかけての歴史も学べてしまう一冊です。
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[BOOKデータベースより]
時は幕末。かかれば3日で死んでしまう「三日コロリ」と呼ばれた恐ろしい病が、長崎から江戸へと広まり、大勢の命を奪いました。「江戸の台所」と呼ばれた銚子の町にコレラが入りこめば、江戸の復興どころではなくなります。世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。今から150年以上も前の日本をおそったパンデミックの中、現代と変わらぬ「ソーシャル・ディスタンス」や「手指の消毒」を人々に伝え、銚子の町を守り抜いた医師がいました。知られざる幕末の偉人の一生を、物語のかたちで、わかりやすく伝えます。
第1章 佐倉順天堂(運びこまれた元力士;これこそが、西洋医学なのだ…)
[日販商品データベースより]第2章 種痘を広める(西洋医学を志す若者が目指す場所;農家に生まれ、学問に目覚めて ほか)
第3章 銚子での開院(乳がんの手術を決意した母親;銚子の町を治めていた男 ほか)
第4章 コレラから銚子の町を守れ(救えなかった目の前の命;迷信が原因で発生した食中毒 ほか)
第5章 戊辰戦争―戦火の中の出張病院(ポンペ医師の教え;腸チフスの感染拡大を抑える)
【小学上級から】
世界中に広まった新型コロナウイルスの感染。それより百五十年以上も前の日本をおそったパンデミックに、敢然と立ち向かった一人の医師がいました。その名は、関寛斎(せき・かんさい)といいます。
江戸の末期、幕末の時代、鎖国していた日本に西洋の医学はほとんど広まっておらず、病がはやると、人々はまじないや祈祷をすることで難を逃れようとするありさまでした。
農家の長男に生まれ、チャンスを得て蘭学を学べる私塾「順天堂」に入り、苦学の末に医師となった関寛斎は、「まだ病にかかったわけでもないのに……」といぶかしがる人々に対し、天然痘のワクチンを接種するなど、現代の医学と同じ「予防」という観点から医療行為をほどこしました。
その寛斎が、とんでもない早さで伝染する流行り病が発生したことを耳にします。コレラです。「かかれば三日で死んでしまう」ことから「三日コロリ」と呼ばれたおそろしい病が、アメリカ艦隊が上陸した長崎から大阪、そして江戸へと感染者を拡大し、大勢の命を奪っているというのです。
コレラが「江戸の台所」と呼ばれた当時の大都市・銚子に入りこめば、死者の数が増えるばかりでなく、日本の経済にとっても大打撃となり、復興どころではなくなります。
関寛斎は、どのような方法でコレラに立ち向かったのでしょうか?
百五十年以上も昔なのに、現在、新型コロナウイルスの感染を防ぐために当たり前となった「ソーシャル・ディスタンス」の徹底をしていたことにも驚かされるばかりですが、寛斎の生きざまから伝わってくるのは、人の命を助けるという医師の仕事の重さです。
知られざる幕末の偉人、関寛斎について、物語のかたちで、すいすい読んでみませんか。
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