- 文化冷戦と知の展開
-
アメリカの戦略・東アジアの論理
京都大学学術出版会
土屋由香 川島真(アジア政治外交史) 小林聡明- 価格
- 5,060円(本体4,600円+税)
- 発行年月
- 2022年11月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784814004379
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[BOOKデータベースより]
冷戦下、アメリカの文化外交戦略は、アカデミアで生産される純粋科学や工学などの体系的学知、そしてジャーナリズム専門職に必要な知にも及んだ。その結果形成された「学知」「専門知」は冷戦後も長く東アジアで支配的位置を占め、今日に至る。知のヘゲモニーをめぐる現場は国際政治と無縁ではなく、特に「熱戦」下の分裂状態にある東アジアでは多様な主体が複雑な道を辿った。そこには知の供給者/受容者という二項による見立てや、ナショナルな枠組みでは捉えられない、ダイナミックな実態があった。日・米・中・韓・台湾の研究者があぶり出す、新しい冷戦史。
第1部 地域研究(冷戦下台湾の中国研究とアメリカ―フォード財団による中央研究院近代史研究所支援;冷戦中の協働―1945〜1960年のアメリカにおける日本学;1960年代の日米間における「近代化」論争―箱根会議における価値体系と歴史認識をめぐる断層 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 科学技術(中国の原子力研究の萌芽―内戦と冷戦の間で;ミシガン記念フェニックス・プロジェクトと台湾―アメリカの公立大学による対外原子力技術援助;黄昏の帝国の科学知―脱植民地化時代の英国の原子力外交 ほか)
第3部 ジャーナリズム(米援、台湾のジャーナリズム教育、そして中国系ジャーナリストのトランスナショナル・ネットワーク;冷戦期香港のジャーナリズム・コミュニケーション教育の形成とアメリカ;冷戦期米国の教育交流プログラムと韓国ジャーナリズムのアメリカ化 ほか)
冷戦下、アメリカの文化外交戦略は、アカデミアで生産される純粋科学や工学などの体系的学知、そしてジャーナリズム専門職に必要な知に及んだ。その結果形成された「学知」「専門知」は冷戦後も長く東アジアで支配的位置を占め、今日に至る。知のヘゲモニーをめぐる現場は国際政治と無縁ではなく、特に「熱戦」下の分裂状態にある東アジアでは多様な主体が複雑な道を辿った。そこには知の供給者/受容者という二項の見立てや、ナショナルな枠組みでは捉えられない、ダイナミックな実態があった。日・米・中・韓・台湾の研究者があぶり出す新しい冷戦史。