- 聞く技術聞いてもらう技術
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- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2022年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480075093
[BOOKデータベースより]
「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること―。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。
聞く技術 小手先編
第1章 なぜ聞けなくなるのか(届かなかった言葉;社会に欠けているもの ほか)
第2章 孤立から孤独へ(連鎖する孤独;孤独と孤立のちがい ほか)
聞いてもらう技術 小手先編
第3章 聞くことのちから、心配のちから(心に毛を生やそう;素人と専門家のちがい ほか)
第4章 誰が聞くのか(対話を担う第三者;食卓を分断する話題 ほか)
「聞かれることで、ひとは変わる」カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。読んですぐに実践できる、革新的な一冊。第19回大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020 W受賞 『居るのはつらいよ』の東畑開人、待望の新書第一作! 聞かれることで、ひとは変わる――。 カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。 「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。 「「聞いてもらう技術」? ふしぎな言葉に聞こえるかもしれません。その感覚をぜひ覚えておいてください。このふしぎさこそが、「聞く」のふしぎさであり、そして「聞く」に宿る深い力であって、この本でこれから解き明かしていく謎であるからです。」(本文より) 世の中にはたくさんの素晴らしい「聞く技術」本があるわけですが、心理士としてひとつだけ不満がありました。「聞く技術」を必要としているときほど、実は技術なんか使っている余裕がないことです。 たとえば、パートナーや家族、同僚などの身近な人間関係で揉めているとき、あるいは政治や社会課題をめぐって敵と味方が二分されるとき、本当は対話が必要なときこそ、僕らの「聞く」は不全に陥ります。相手の話を聞いていられなくなる。 そういうとき、必要なのは、「聞く技術」ではなく「聞いてもらう技術」です。僕らが話を聞けなくなるのは、僕ら自身の話を聞いてもらえていないときだと思うからです。 「聞く」はふしぎです。聞くための小手先の技術から、聞いてもらうことに備わる深いちからまで、20年近い臨床経験から学んだことを、すべて書いてみました。 ――東畑開人
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