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[BOOKデータベースより]
古代末期から中世へ、文化的・政治的中心であった都市の盛衰。中世キリスト教世界の成立に決定的な役割を果たした都の4〜9世紀を、主要な人物と美術の分析をまじえて描く。ダフ・クーパー賞受賞。
西の帝都ラヴェンナの登場
[日販商品データベースより]第1部 390‐450 ガッラ・プラキディア
第2部 450‐493 司教たちの台頭
第3部 493‐540 ゴート人テオドリック、ラヴェンナのアリウス派王
第4部 540‐570 ユスティニアヌス一世と北アフリカ・イタリア戦役
第5部 568‐643 アルボイン王とランゴバルド族の征服
第6部 610‐700 イスラームの拡大
第7部 685‐725 ユスティニアノス二世の二度の治世
第8部 700‐769 辺境に戻るラヴェンナ
第9部 756‐813 カール大帝とラヴェンナ
ラヴェンナの輝かしい遺産
「ヨーロッパの祖母」となった都市の盛衰
ローマ帝国の中心がコンスタンティノープルに移った4世紀末、西方に新しい都が台頭する。イタリアの都市ラヴェンナにおいて、アリウス派のゴート人とカトリックのローマ人は競って、比類なき建造物とモザイクを次々と創りだした。以来300年にわたりこの町は、学者・法律家・職人・宗教人を魅了し、まぎれもない文化的・政治的首都となる。この特筆すべき歴史をみごとに蘇らせて、本書はイスラーム台頭以前の地中海世界の東西の歴史を書き変え、ビザンツ帝国の影響下にラヴェンナが、中世キリスト教世界の発展にとっていかに決定的な役割を果たしたのかを明らかにする。
全37章の多くは、皇后ガッラ・プラキディアやゴート王テオドリックら支配者から、古代ギリシアの医学をイタリアに蘇らせた医師の業績まで人物に注目しつつ、多様な民族・政治宗教勢力のるつぼであったこの都市がヨーロッパの基礎を形づくっていくさまを追う。そして、都市史をより広い視野から地中海の歴史のなかに位置づける。
美しい図版と最新の考古学の知見によって、ヨーロッパと西方の文化へのラヴェンナの深い影響について、大胆かつ新鮮な解釈を提供する1冊。