新編散文の基本

中公文庫　あ２０ー４

中央公論新社
阿部昭　

• 価格: 1,100円（本体1,000円＋税）
• 発行年月: 2022年09月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784122072534

内容情報

[BOOKデータベースより]

短篇は他のどんなジャンルよりも発想や展開において、また構成や叙述において自由で柔軟なものだ―。「私の文章作法」「短篇小説論」を中心に日本語論、自作解説を増補した新編集版。『短編小説礼讃』の著者による小説作法の書。巻末に荒川洋治との対談「短篇小説を語る」を収録する。

１　私の文章作法（書くということ；待つ・聞く・書く；好きな言葉　ほか）
２　日本語について（ニュアンスについて；昔の言葉；いい文章　ほか）
３　短篇小説論（短篇作者の仕事；贋の首飾り―モーパッサン；チェーホフの星　ほか）

[日販商品データベースより]

短篇は他のどんなジャンルよりも発想や展開において、また構成や叙述において自由で柔軟なものだ――。「私の文章作法」「短篇小説論」を中心に日本語論、自作解説を増補した新編集版。『短編小説礼讃』の著者による小説作法の書。巻末に荒川洋治との対談「短篇小説を語る」を収録する。　　〈解説〉荒川洋治



【目次】　＊＝新収録

�T　私の文章作法

書くということ／待つ・聞く・書く／好きな言葉／散文の基本／小説を超えるもの＊／不朽のジャンル／「僕」の問題＊／うらぎる言葉＊／幼年の文学＊／土地の感覚＊／小説と年齢＊

�U　日本語について

ニュアンスについて＊／昔の言葉／いい文章＊／淋しい文章／私の国語問題／読書会にて／読者への手紙



�V　短篇小説論

短篇作者の仕事／贋の首飾り／チェーホフの星／チェーホフの現在／日本語のルナール／国木田独歩がいた町で／おのずからの形式／短篇小説の青春＊／陳腐な運命／芥川龍之介の短篇／真剣な遊戯／三浦哲郎氏の短篇／猫のいる短篇／私の処女作＊／父をさがす子＊／『自転車』のこと＊／短い形式＊



対談

短篇小説を語る＊　荒川洋治×阿部昭



解説　荒川洋治