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[日販商品データベースより]
室町時代から江戸時代初期にかけて、多くの短編物語が編まれた。今日の文学研究者に「室町物語」(広義の御伽草子)と称される作品群である。その中の一編に、『鈴鹿の物語』(『田村の草子』)がある。田村麻呂伝承と関連付けて紹介されることの多い本作であるが、その他にも異類婚姻や数度の化物退治、天女・鈴鹿御前との対決と婚姻、さらには主人公の死と蘇生など、興味深い要素に溢れている。本書はこの『鈴鹿の物語』について検討し、また注釈を試みるものである。
本書は研究編・注釈編からなる。研究編は、『鈴鹿の物語』と先行説話・先行作品との関わりについて、すなわち『鈴鹿の物語』の編者は何を踏まえ、どのような操作を加えて物語を編んだのかということを主眼に論ずる。
注釈編においては、天理図書館蔵写本を底本として校訂本文を作成し、注を付した。注については単なる語釈にとどまらず、表現の典拠や他作品に見られる類似表現、先行研究における解釈についても紙幅の許す限り記し、この作品の解釈と鑑賞に資するべく心がけたものである。
また、付録として天理図書館吉田文庫蔵本の翻刻を収める。