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人間を生き残らせた出来の悪い足
文藝春秋 ジェレミー・デシルヴァ 赤根洋子
点
人類は地面に手をついて歩く共通祖先からチンパンジーと分かれ、二足歩行になった…だが今、その定説を覆す証拠が続々と見つかり、人類史のイメージは大きく変わろうとしている。なぜ人間だけが直立二足歩行動物として生き延びたのか。気鋭の「足首専門家」人類学者が、古人類学のレジェンドから現代人の歩き方まで、研究現場を訪ね歩いてたどり着いた、「二本足が人間に人間性をもたらした」真実とは?生き生きとした筆致で新鮮な驚きを次々に与える、科学という営みの魅力に満ちたノンフィクション!
第1部 二足歩行の起源(人間の歩き方;Tレックスとカロライナの虐殺者と最初の二足歩行動物;「人類が直立したわけ」と二足歩行に関するその他の「なぜなぜ物語」 ほか)第2部 人間の特徴(太古の足跡;一マイル歩く方法は一つではない;広がるホミニン ほか)第3部 人生の歩み(最初の一歩;出産と二足歩行;歩き方はみな違う ほか)
「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」――更科功氏、驚愕! 生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。 それはいったいなぜなのか? 直立二足歩行の起源とは? 現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。 チンパンジーと人類が分岐したのは約600万年前と言われる。四本足で歩いていた共通祖先から人類は二本足で立ちあがり、やがて道具を手にした……そうした一本道のイメージで人類進化をとらえている人は多いだろう。 しかし、著者が訪ねたドイツの発掘現場には、衝撃的な化石が待っていた。人類揺籃の地であるアフリカではなくヨーロッパの、1100万年も前の地層で、「樹上で」二足歩行していた類人猿「ダヌビウス・グッゲンモシ」の化石が見つかったのだ。 さらに近年、同じく樹上で二足歩行していた「ルダピテクス・フンガリクス」も発見された。 一方、定説で想定されている「600万年前頃の、四足歩行する大型類人猿」という、人類とチンパンジーの共通祖先の化石は、いまだに見つかっていない。 ……もしかして、1000万年前頃のヨーロッパには、樹上で二足歩行する類人猿がいろいろいたのかもしれない。そのなかの一つの系統が、アフリカに進出して、立ったまま地上生活を始めたのかもしれない。 さらに、著者は新種の古人類「アウストラロピテクス・セディバ」が、現代人とは異なる歩き方をしていたことを突き止める。 これまで積み上げられてきた人類史は、いま大きく動こうとしているのか。人類が立ちあがったのではなく、チンパンジーが手をついた? さまざまな歩き方の人類があちこちでさかんに歩き回っていた? 人間が人間になれたことに、二足歩行はどう役立ったのか? 現在もっとも熱い分野の最先端の現場を生き生きと楽しく活写する、古人類学愛に満ちた一冊。読めばきっと、すばらしく便利でものすごく不便なこの二本の足が愛おしくなる。
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[BOOKデータベースより]
人類は地面に手をついて歩く共通祖先からチンパンジーと分かれ、二足歩行になった…だが今、その定説を覆す証拠が続々と見つかり、人類史のイメージは大きく変わろうとしている。なぜ人間だけが直立二足歩行動物として生き延びたのか。気鋭の「足首専門家」人類学者が、古人類学のレジェンドから現代人の歩き方まで、研究現場を訪ね歩いてたどり着いた、「二本足が人間に人間性をもたらした」真実とは?生き生きとした筆致で新鮮な驚きを次々に与える、科学という営みの魅力に満ちたノンフィクション!
第1部 二足歩行の起源(人間の歩き方;Tレックスとカロライナの虐殺者と最初の二足歩行動物;「人類が直立したわけ」と二足歩行に関するその他の「なぜなぜ物語」 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 人間の特徴(太古の足跡;一マイル歩く方法は一つではない;広がるホミニン ほか)
第3部 人生の歩み(最初の一歩;出産と二足歩行;歩き方はみな違う ほか)
「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」
――更科功氏、驚愕!
生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。
それはいったいなぜなのか?
直立二足歩行の起源とは?
現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。
チンパンジーと人類が分岐したのは約600万年前と言われる。四本足で歩いていた共通祖先から人類は二本足で立ちあがり、やがて道具を手にした……そうした一本道のイメージで人類進化をとらえている人は多いだろう。
しかし、著者が訪ねたドイツの発掘現場には、衝撃的な化石が待っていた。人類揺籃の地であるアフリカではなくヨーロッパの、1100万年も前の地層で、「樹上で」二足歩行していた類人猿「ダヌビウス・グッゲンモシ」の化石が見つかったのだ。
さらに近年、同じく樹上で二足歩行していた「ルダピテクス・フンガリクス」も発見された。
一方、定説で想定されている「600万年前頃の、四足歩行する大型類人猿」という、人類とチンパンジーの共通祖先の化石は、いまだに見つかっていない。
……もしかして、1000万年前頃のヨーロッパには、樹上で二足歩行する類人猿がいろいろいたのかもしれない。そのなかの一つの系統が、アフリカに進出して、立ったまま地上生活を始めたのかもしれない。
さらに、著者は新種の古人類「アウストラロピテクス・セディバ」が、現代人とは異なる歩き方をしていたことを突き止める。
これまで積み上げられてきた人類史は、いま大きく動こうとしているのか。人類が立ちあがったのではなく、チンパンジーが手をついた? さまざまな歩き方の人類があちこちでさかんに歩き回っていた? 人間が人間になれたことに、二足歩行はどう役立ったのか?
現在もっとも熱い分野の最先端の現場を生き生きと楽しく活写する、古人類学愛に満ちた一冊。読めばきっと、すばらしく便利でものすごく不便なこの二本の足が愛おしくなる。