[BOOKデータベースより]
大江健三郎の描く子供たちはなぜ、ひときわ鮮烈な印象を残すのか。“無垢”への比類なき想像力にせまるまったく新しい大江論にして、最良の“入門書”。大江文学の意外な面白さに触れる一冊。
第1章 チャイルドライクな文学のために
第2章 学生作家の栄光と不安
第3章 赤んぼうの敵
第4章 一九六九年のパーコーメン
第5章 鳥は歌い、鯨は叫ぶ
第6章 逆転また逆転
第7章 反時代的ゲーム
第8章 神隠し願望
第9章 男たちよ!
第10章 「ただいま」と「お帰り」
大江健三郎の描く子供たちはなぜ、ひときわ鮮烈な印象を残すのか。
〈無垢〉への比類なき想像力にせまる、まったく新しい大江論にして、最良の“入門書”。
これから大江文学と出会う世代へ。読まず嫌いのまま大人になった人へ。
大江文学の意外な面白さに触れる一冊。
「子供たちに重要な役割を演じさせる大江作品は、子供時代と強いきずなで結ばれ、子供とつながる想像力に支えられている。(略)
若くしてのデビューから、老齢に至るまで、一貫して『チャイルドライク』であり続け、子供の無垢への追憶と志向を保ち続けたところに、大江文学の素晴らしさを見出したいのである。(本文より)」
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