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すてき!と思った人にはお手紙を出しましょう。うれしい気持ちがどんどん広がるくどうれいん初めての絵本。
[日販商品データベースより]歌手のうたごえがあんまりすてきだったから、こんちゃんはお手紙をかきました。こんちゃんの心のこもったお手紙をはこぶゆうびんやさんは、なんだかうれしくなって、くちぶえをふきました。くちぶえをきいたやまめは、なんだかうれしくなって、しぶきをあげてはねました。こんちゃんのうれしい気持ちが、ふしぎとみんなに伝わって…。
すてき! と思った人にはお手紙を出しましょう。
うれしい気持ちがどんどん広がる、くどうれいん初めての絵本。
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こんちゃんは、歌手のうたごえがあんまりすてきだったから、お手紙をかきます。とっておきの万年筆で、心をこめて。その気持ち、届くかな。すると……その封筒を手にした郵便屋さんが「ぴーとぅっとぅ ひゅるるん」っと口笛を吹き、その音色をきいた川の中のやまめが、「たぴちゅん ぴてとん」とはね、そのきらめきを見た昼間の月はにっこりほほえんで、そのほほえみは夜の時間を過ごすみんなの心をそわそわさせて。こんちゃんが心をこめて発信した気持ちが、少しずつみんなの心に伝わっていきます。その形は色々だけれど、理由は同じ。「あんまり すてきだったから」読者の心の中にも気持ちが届きはじめた頃、こんちゃんも知らない時間に小さな奇跡が起こります。……なんて素敵な夜なのでしょう!注目の作家くどうれいんさんが出がける初めての絵本。くどうさんは最後に子どもたちに伝えます。「すきだと思ったら、すきだと言ってね」。なぜなら、ご自身が幼い頃に出した手紙の相手が、この作品の絵を描かれているみやざきひろかずさんだったのですから。一通の手紙から広がる「すてきな波紋」。みやざきさんの描く絵を通して、私たちにもしっかりと伝わってきます。この気持ち、たくさんの人の心にも届きますように。なぜならもちろん、この絵本が「あんまりすてきだったから」。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
絵本を書く人は、絵本作家と呼ばれますが、
最近ではそうではない、異業種の人の参入が多くあります。
そういう人たちの絵本は、文のみの提供で、
絵は専門の人が描いていることがほとんどです。
この『あんまりすてきだったから』は、
『氷柱の声』で第165回芥川賞候補になったくどうれいんさんが
文を書いています。
くどうさんは作家ですが、俳人でも歌人でもあったりしますから、
言葉に対しての感性がとても高いのだと思います。
この絵本でも、絵本物語の途中とちゅうに、おもしろい言葉がはさまっています。
例えば、テレビで見た歌手の歌声が「あんまりすてきだったから」、
こんちゃんという女の子は歌手に手紙を書きます。
ポストまで歩く女の子についた言葉が、
「てってこてこ てってこてこ たててととっ!」です。
意味があるような、ないような。
そんな言葉が、物語の進行とともに、たくさん出てきます。
物語は前へ前へ動いていくから、面白い。
この絵本では、こんちゃんの手紙とともに、前に進みます。
くどうさんは、そういう物語の面白さをよく心得ています。
絵は、みやざきひろかずさんが描いています。
絵のタッチから、あ、この人、『ワニくんのおおきなあし』を描いた人だと
気がついた人は、
かなり絵本通です。
文のプロと絵のプロがあわさって、いい絵本ができました。(夏の雨さん 60代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】