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[BOOKデータベースより]
「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語“barocco”に由来する「バロック」は、ある種の均整からの逸脱、様式を意図的にずらすことを意味する言葉として、美術史を超えて広く共有されてきた。本書は、カント主義の後継者である現象学、論理的合理性を最重視する分析哲学という二〇世紀の二大潮流によって押しつぶされた思想の系譜を「バロック」の名のもとに繋げ、哲学の新たな星座を描きだす試みである。
第1部 ヨーロッパ・バロック(坂部恵とモデルニテ・バロック;ジル・ドゥルーズにおけるバロック;ベンヤミン アレゴリー論の拡がり;ホワイトヘッド 数理の彼方のバロック;オルテガ スペインバロックの光芒;補論 記憶の実在―ベルクソンとベンヤミン)
[日販商品データベースより]第2部 世界に拡がるバロック(ジェイムズの「モザイク」哲学―アメリカ哲学のバロック(1);パースという多面体―アメリカ哲学のバロック(2);西田幾多郎のバロック―自覚論をめぐって;九鬼周造の文学論―時間と韻;レヴィ=ストロース―『神話論理』のバロック)
坂部恵、ドゥルーズ、ベンヤミン、ホワイトヘッド、オルテガ、ベルクソン、ジェイムズ、パース、西田幾多郎、九鬼周造、そしてレヴィ=ストロース。カントから続く哲学の理性的秩序に抗するかのように不合理な力や情念を解放し、非調和的な世界を描こうとした思想家たち。その光芒から思考の西洋を超えていく可能性を探る。