- BIOSTORY vol.37
-
人と自然の新しい物語
SEIBUNDO Mook
特集:越国の生き物文化/ヒマラヤにおける生き物と人
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2022年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784416522912
[日販商品データベースより]
特集1は「越国(こしのくに)の生き物文化―越境する動物たち」。北陸を舞台に、近世以降の人と淡水魚の関わり、クマ・カモシカの猟や流通、ライチョウの復活や動物園での人工繁殖など、環境の変化とそこで生きる生物、そして人びとの暮らしや社会の取り組みに焦点を当てる。
特集2は「ヒマラヤにおける生き物と人−野生動物・家畜・人のコンタクトゾーン」。ヒマラヤにおける野生動物・家畜・人のコンタクトゾーン(異なる種が出会い、交わる場)を視座に置き、家畜化の過程、移動する牧畜民の雑種文化や民族知などに関する論考を集め、野生動物と人の関わりを探求する。
■目次
特集 越国の生き物文化――越境する動物たち
越境――北陸地方の自然環境の変化と社会への影響
越国の魚――分布と越境・移植
超境する狩人(かりびと)――クマ・カモシカ猟をめぐって
越える力――クマ、ライチョウ
富山県境を越える鳥類
動物の越境が及ぼす、ライチョウ保全への影響
特集 ヒマラヤにおける生き物と人――野生動物・家畜・人のコンタクトゾーン
序論
第1部 現代に続く家畜化の過程――野生原種と家畜種の出会う場所
ヒマラヤにおける家畜利用――高地の考古遺跡から出土した動物骨から
低地に見る2種の野生原種と家畜種の関係――自然交雑・人との関わりを考える
イノシシとブタの関わり――ネパールのタライ地方を中心に
低地におけるヤケイとニワトリの関わり――タイの観察事例から
第2部 移動する牧畜民の雑種文化――ハイブリッドを作る場所
ヒマラヤにおける交雑と移牧――ネパールとブータンのウシ属の牧蓄
ウマ属の種間雑種と牧畜民――インド・ヒマラヤ、バッファー・ゾーンの育種
第3部 野生動物の保護と牧畜民の民俗知――ユキヒョウが家畜を食べる場所
ユキヒョウの生息地におけるヤクの牧畜
ユキヒョウとモンゴル遊牧民、狩りと畏れのフォークロア
総括
珍品図鑑:センザンコウへのまなざし
フィールドレポート海外:「毒ザル」と呼ばれたサル――タンザニアのザンジバルアカコロブス
フィールドレポート日本:日本における天然記念物保護の展望――「奈良のシカ」の保護活動を事例に
論文:日本鶏育種家の育種に対する考えと今日の育種への品種標準の影響
論文:水俣の踊るネコの〈命〉学――狂猫と神猫とのあわいに
おすすめの本:小さな島の「生きる」姿を活写した研究書
おすすめの本:謎に満ちた海の全体像をつかむ
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