- 草森紳一の問い
-
その「散歩」と、意志的な「雑文」というスタイル
詩人の遠征 13
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2022年05月
- 判型
- B6変
- ISBN
- 9784909385352
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[BOOKデータベースより]
草森紳一という「穴」、もしくは「穴」のなかの草森紳一
[日販商品データベースより]草森紳一と深草甚一と―二人の“文体”の魅力
散歩論(頭の中にこそ足がある『随筆「散歩で三歩」』を読む;寺山修司は「散歩」をしたのか ほか)
写真論―草森紳一『不許可写真』とベンヤミン『写真小史』
李賀―そのポイエーシスの途
多元的に活躍した草森紳一についての評論を集めた一冊。
その晩年近く、『随筆 本が崩れる』などによって、草森紳一は稀代の蔵書家≠ニして、再び名をはせる。2008年3月に70歳で亡くなるが、門前仲町の2DKのマンションに三万冊とか推定される蔵書があったという。元来は中国文学者(鬼才@實黷フ研究)であるが、マンガや写真、デザインや広告の批評などを始めとして、ジャンルにとらわれない、意志的な〈雑文〉のスタイルを確立し、植草甚一と並び称される存在となった。横尾忠則・装幀の巨大本『江戸のデザイン』で毎日出版文化賞受賞。その死後も、新刊書が十冊以上刊行されるも、原稿用紙三千枚を超えるという〈副島種臣論〉は雑誌連載のまま、未だ出版に至っていない。北海道十勝の音更町では、現在も〈草森紳一蔵書プロジェクト〉の方々の活動が続けられている。