春疾風

利根川啓一句集

ふらんす堂
利根川啓一　

• 価格: 2,970円（本体2,700円＋税）
• 発行年月: 2022年04月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784781414539

内容情報

[BOOKデータベースより]

第一句集。

１　平成二十年〜二十四年
２　平成二十五年〜二十六年
３　平成二十七年
４　平成二十八年
５　平成二十九年
６　平成三十年
７　平成三十一年／令和元年

[日販商品データベースより]

◆第一句集

一本道ひたすら歩む暮の秋

句を詠むことで自らを励まし、奮い立たせていたのであろう。

いま、啓一さんは病により、生きていることの有り難さを〓みしめ、一日一日を丁寧に過ごしておられる。

（序より・鈴木すぐる）



◆自選十句

蒼天に雲湧くごとし梅真白

春疾風三富の畑捲り上げ

長靴を履いてはしやぐ子春の泥

唇をトマトに染めてナポリタン

半夏生白磁の白を深めけり

神輿〓る築地場外こぬか雨

大漁旗浦々に満ち秋祭

パソコンに時を忘れし夜長かな

防火用大書のバケツ初氷

神主も巫女も総出の年用意