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- 北近江地名考
-
土地に息づく歴史
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2022年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784883257584
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[BOOKデータベースより]
はじめに―地名を知ることの意義
[日販商品データベースより]第1章 荘園と地名(荘園の名が変わること―「在地方荘園名」の成立;藤原定家の荘園「吉富荘」の変遷;荘園名の継承―荘園名の復活と小地名化)
第2章 地名の諸相(伸縮する地名―地名階層から見た歴史学;「馬場」・「番場」地名考―「馬」と無縁な「馬場」地名の話;琵琶湖の港「朝妻」のたどった歴史;条里制と地名;城郭地名「御館」に関わる歴史)
第3章 菅浦と地名(地名を通した中世菅浦の復元;菅浦の田畠と「惣」―地名による開発復元)
「地名は生き物だ」ということを、我々は忘れがちである。(「はじめに」より)
領主が使う呼び名から村人が使う呼び名へ変化したらしい荘園地名、上・下、東・西のつく地名、馬がいたとは限らない「馬場」、「地名が先か・人名が先か」問題、国宝「菅浦文書」に現れる地名を追うことで見えてきた土地利用の変化──。
中世から現代に至るまでの変遷を追うと、地名は必ずその指し示す範囲が人間の必要に応じて変化していることがわかる。平成の大合併で多くの歴史的地名が失われたことに危機感を抱いた著者が、北近江三郡(長浜市・米原市と彦根市北部)の荘園名、大字名、小字名などにひそむ歴史を、さまざまな視点から探る。