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[BOOKデータベースより]
「古武道とは何か」という外部からの問い。「修練・熟達」によって生命感覚を鍛える「内部者」の、誇りと自恃。モノ(巻物)、ナマエ(武名)、ワザ(形・型)が一体となった「古武道」伝承のほんとうの価値と力とは何か。その大きさと奥行、固着化した正統性の欠陥を問う。長年の参与観察と「相伝」の調査研究によって成った力作。
第1章 序論
[日販商品データベースより]第2章 現代日本における古武道の現状とその伝承上の特徴
第3章 モノ・ナマエ・ワザの伝承における現代と過去
第4章 古武道流派の伝承における権威付けの構築過程
第5章 古武道団体の伝承における権威付けの構築過程
第6章 考察
第7章 結論と今後の課題
資料編
史料年表
史料編
◆「古武道とは何か」「伝承のほんとうの価値と力とは何か」
長年にわたる体験的観察と史資料の詳細な調査による伝承研究の書。
◆武道のルーツとしての古武道とは、“本来の日本人がもっていた行動様式・こころ・すぐれた身体技法を色濃くのこしている。” “先人の技をそのままに伝える。” “希少で保護すべき存在。” なのか?
幼少に武道師範の超人的エピソードに親しみ、その身体技法にあこがれて古武道修業を開始した筆者。そこで出合ったのは、先人の教えに自ら工夫・研鑽を重ね、他の武術流派の稽古をも積む、多くの古武道修行者たちだった。
従来の言説と実体験の乖離から、本格的に近代・前近代の史資料にあたる。直面したのは、かつての武術者たちの豊富な「語り」だった。その「語り」から見えてきたのは、現代における古武道の姿とは異なる、モノ(巻物)、ナマエ(武名)、ワザ(形・型)が一体となった「古武道」伝承のほんとうの姿であった。
◆近年、日本の「武道」は日本文化の代表的存在として政策的に活用されている。そして「武道のルーツ」とされる「古武道」については、「貴重な文化財である」との認識のもと、文化財保護法の指定に古武道の名称を加えようとする政治的な動きも観察できる。しかし、古武道の学術的研究は未だ発展途上にあり、「文化財指定すべき古武道とはいかなるものか」「そもそも古武道とは何か」について、体系的な議論は不足していると見なさざるをえない。古武道が将来的に文化財に指定されるか否かに関わらず、古武道の明確な定義や固有の特徴、その継承において重視されている要素を明らかにすることは、政策的見地のみならず、古武道の文化的展開にとって重要であると考える。
国の内外をとわず、古武道や武道、そして日本文化についての刺激的な疑問、より豊かな議論の礎を提供したい。