- 月華
-
和田華凜句集
ふらんす堂
和田華凜
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2022年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784781414447
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[BOOKデータベースより]
月へ帰る―平成二十五年〜二十九年 八十四句
[日販商品データベースより]月華―平成二十九年〜三十一年・令和元年 百二十二句
月の都―令和元年〜二年 七十八句
幽玄の月―令和二年〜三年 九十句
●第二句集
能面の月華を宿す白さかな
表題『月華』は月の光、月光のこと。
諷詠四代の主宰がそれぞれ「瀧の夜半」「花の比奈夫」「祭の立夫」「月の華凜」と呼ばれていることもあり、この題を選んだ。(著者)
●自選一五句
結界の黄泉比良坂より時雨
光る音して薄氷の溶けにけり
海底に沈む都の上に月
胡弓の音風に揺るがず風の盆
能面の月華を宿す白さかな
父の座は空席のまま花筵
夜を待つやうに置きある蛍籠
花八手島の鬼門はこのあたり
水都けふ月の都となりしかな
役者絵は写楽がよろし梅二月
瀧の上に天へと続く道のあり
しづしづと月下にシテの歩みかな
猪鍋や丹波訛の虚子贔屓
流し雛見送る空に昼の月
こいさんの扇子いとはんより小さし