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[BOOKデータベースより]
第1章 既刊の拙著での氏への批判の要点と感じた危惧(拙著『マルクス「再生産表式論」の魅力と可能性』での批判;拙著『「空想から科学へ」と資本主義の基本矛盾』での批判 ほか)
第2章 論文「再生産論と恐慌」の批判的検討と探究(論文執筆の動機としての氏の着想とミッシング・リンク;マルクスの「覚え書」についての論文冒頭での議論 ほか)
第3章 論文「再生産論と恐慌」に見受けられる論理的認識上の問題点(理論体系を叙述する方法と研究の方法―「マルクスを歴史的に見る」という方法の問題点;経済学の諸概念の捉え方(いわゆる経済的形態規定)について―「利潤率の傾向的低下の法則」についての氏のマルクス批判の問題点 ほか)
第4章 社会的総資本の循環と商品資本の循環範式―論文「再生産論と恐慌」の検討の根拠となる私の見解についての補足説明(総資本の循環把握が再生産表式の課題である;個別資本の循環について ほか)
社会資本の「再生産」と資本主義の最大欠陥といっていい「恐慌」は、
資本主義を理解しその打開のための方策を探る根幹の命題といっていい。
それがもし揺ぐなら……著者の精緻な分析が問題の所在を明らかにする。
社会変革の道筋にも関わって、ひろく真摯な議論を求める一書。
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