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[BOOKデータベースより]
11時間保育が標準に。加速する保育業界のビジネス化…保育現場が抱く不安と危機感。
第1章 子どもを犠牲にして進められる保育政策
[日販商品データベースより]第2章 ビジネス化する保育
第3章 母子分離の悲劇
第4章 ひずみ―悲しき虐待
第5章 幼児の力による親心の回復
第6章 親を支える保育現場の努力と祈り
"いま、乳幼児に何が起きているのか
0,1,2歳の子どもにとって、母親は「世界のすべて」ともいえる存在。
しかし、ここ数年の保育政策は、母子分離の時間を長時間化させ(標準が11時間)、しかも、0歳から預けよといわんばかりの政策が進められています。
「待機児童ゼロ」「エンゼルプラン」「子育て安心プラン」と、何か良いことが待っているかのような言葉を使って。
保育現場がいだく不安と危機感
保育士は親と一緒に園児をかわいがり、「子どもの最善の利益を優先し」という指針の言葉に沿って、時には親を指導して、親子を支えてきました。
ところが長時間保育と、0,1,2歳児の急増によって、保育士が園児一人ひとりに充分に向き合えなくなり、保育をパートでつないでもかまわないという方針まで出てきています。
加えて、保育の社会化ともいえる政策により、やってもらって当たり前、土日におむつも替えない親も出現している、という現場の声さえ聞こえます。
著者は長年にわたり、全国の保育園・幼稚園、自治体で年に100回を越えるほどの講演活動をおこなっていて、共感の渦は広がっていきましたが、政府による保育政策は母子分離にますます拍車を掛け、保育の現場は疲れ果て、精神的に追い詰められています。
でも、今、方向転換をしたら、日本はまだ間に合うかも知れない、との希望をいだいて書かれたのが本書です。"