- 本当は逢いたし
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日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
池田澄子(俳人)- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2021年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784532177164
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[BOOKデータベースより]
この10年、3・11からコロナウイルス禍までの間に綴った60余篇を編んだ、待望のエッセイ集。
1 本当は逢いたし(当て無き櫂;気持よいかしら ほか)
[日販商品データベースより]2 彼の世も小春日和か(生まれ月;もろもろ ほか)
3 わが晩年などと気取りて(あの日は晴;思ってます ほか)
4 あんな日があってこんな日(此処あったかいよ;気が向きまして ほか)
5 私史に正史の交わりし(さようなら「平成」;父の顎)
彼の世も小春日和か
此処から彼処の人を思う。
最新句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人がこの10年、3・11からコロナウイルス禍までの間に綴った60余篇を編んだ、待望のエッセイ集
タイトルは自作句「本当は逢いたし拝復蝉時雨」から。時々のくらしを営む「此処」から「彼処」にいる本当は逢いたい人たちを思い綴る。彼処にいるのは――軍医として赴いた戦地で命を奪われた父、俳句の師、つい最近亡くなった夫、そして被災地で、猛威を振るう自然災害で、先のむごたらしい戦争で命を失った人たち。楽しい旅の途次に、家事の合間に、テレビを観ている時に、想像力は自然に育まれた命そのものへと向かう。自らの思いを常に客観視しているような透徹なまなざしから生まれる文章は、各エッセイに引いた自作句、師や友や先達の句をピリオドとして、えもいわれぬ余韻を残す。