フジタよ眠れ 新版

絵描きと戦争

花乱社 地方・小出版流通センター
菊畑茂久馬　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2021年12月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784910038438

内容情報

[BOOKデータベースより]

「戦後」は乗り越えられたか―戦後長らく忌避・隠蔽されてきた藤田嗣治ら描く「戦争画」の謎に肉薄し、絵画表現についての自立した批評を鋭く問い続けた画家・菊畑茂久馬の代表的著作を復刊。山本作兵衛炭坑画についての初論考も収録。傑作連続エッセイ「南国狂歌」を付す。

フジタよ眠れ―絵描きと戦争
川筋画狂人―山本作兵衛の絵
絵描きの中の戦争
補遺（三十年前の轍；戦争画はどこに；素描のままに）
南国狂歌（里も無惨なり；恥多き里；兎死して狐悲しむ；わが里も消えたり；東都に上らん；異国はまだ見えませぬか；楽しかりしか苦しかりしか；癌来たる；丁々発止；拾ってくれた神々；美は乱調にもなし；酒狂日誌）

[日販商品データベースより]

絵画表現とは何か、

戦争とは、人間とは、

１９７８年出版の名著が今甦る─



独自の絵画表現を追い求める一方、絵画についての自立した批評を鋭く問い続けた画家・菊畑茂久馬。「国家・絵描き・戦争」をめぐって、現在にそのまま直結する骨太の議論を仕掛けた代表作『フジタよ眠れ』を初出形に基づいて再刊する。

幼少期をめぐるエッセイ「南国狂歌」を併録。