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[BOOKデータベースより]
いじめに遭っていた子供の頃、インコが友達だった。初めてできた恋人には、ひどい扱いを受けた。私と縁を切った友人は正しいと思えた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか―。苦しみの果てに見つけた「生きること」の意味を問うエッセイ。
はじめに 死ぬほどさみしかったし、今もさみしいけど、生きてます
[日販商品データベースより]第1部 人付き合いが誰よりも苦手だったあの頃(初恋は人を狂わせる;鳥の友達・ピーコ;孤独を癒すのは、紅白饅頭の甘さだけ;一人で生きていくと決めた日;十年以上引きずり続けた失恋 ほか)
第2部 孤独から抜け出すまで(荒地に咲く気高い白百合のようなあの子;病める時も健やかなる時も;ブラックライトの下で輝く青春;二十五歳の終わらない夏休み;ただ「居る」ことを許してくれる場所 ほか)
おわりに 孤独と恐れを抱いて、人とともに歩む
はるな檸檬氏、感涙!最初の自殺未遂から30年。誰よりも人付き合いが苦手だったあの頃。
「大丈夫?」「大丈夫だよ」 湿った暖かい手を握り、私たちはそっと歩き出す。
「孤独だったんですね」
その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――
いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができたのだ。
どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。
「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬氏