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- 黄色い星
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ユダヤ人を守った国王とデンマークの人たちの物語
The Yellow StarBL出版
カーメン・アグラ・ディーディ ヘンリー・ソレンセン 那須田淳- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2021年11月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784776410195
[BOOKデータベースより]
第二次世界大戦のころ、ヨーロッパでは日に日にナチスドイツの勢力が増し、ドイツの北に位置するデンマークの国でも、人びとに暗い影を落としていました。「ユダヤ人は、全員黄色い星をつけなければならない」ナチスの命令がくだったとき、デンマークの国王、そして人びとはどうしたでしょうか。デンマーク国王クリスチャン10世のエピソードからつくられた物語。差別やいじめなど、今のわたしたちの身近な問題にもつながる一冊です。
[日販商品データベースより]第二次世界大戦の頃、ヨーロッパではナチスドイツの勢力が増し、
ドイツに隣接するデンマークでも
人びとに不安の暗い影を落としていました。
「すべてのユダヤ人は、黄色い星の印を
どんな時でも見えるよう
自分の胸にぬいつけなければならぬ」
ナチスの命令が下されたとき、
国王クリスチャン10世とデンマークの人びとは
どうしたでしょうか。
ナチスに占領された国々のなかで、デンマークだけは多くのユダヤ人を救出したと言われています。
ナチスに抵抗し人びとを守ったクリスチャン10世のさまざまな伝説をもとにうみだされた物語。
わたしだったらどうするだろう……。
差別やいじめなど、今もわたしたちの身近にある問題にもつながる一冊。
2000年に発行され、ボローニャラガッツィ賞、クリストファー賞など数々の賞を受賞したロングセラー絵本。
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大切なシンボルだったはずの星は、いつしか、迫害の象徴に。しかし、ひとりの国王の勇気によって、それは団結と希望の旗印へと変わる。これは、国民の命を守るために戦った、実在する国王にまつわる伝説の物語です。1940年、デンマーク王国。ヨーロッパ中に広がった戦火によりナチスの占領下となったデンマークでしたが、国王は決して屈しませんでした。彼の名は、クリスチャン10世。ナチスの支配の最中にあっても、国民を守るために毅然とした態度で戦ったクリスチャン10世は、ナチスに対する抵抗運動のおおきなシンボルとなり、国民の心の支えとなりました。ところがある日、ナチスから恐るべき命令がくだされます。「すべてのユダヤ人は、黄色い星の印をどんなときでも見えるよう、自分の服にぬいつけねばならぬ」強大なナチスに力で対抗することはできません。しかし、なにもしないでいれば、デンマーク国民であるユダヤの人々が傷つけられてしまいます。ユダヤの人々を守るために悩んだ国王は、とあるおどろくべき決断をします??実在したデンマーク王クリスチャン10世は、実際にナチスドイツの支配に強く抵抗した人物で、彼の行動により、デンマークに住むユダヤの人々の多くの命が救われることになりました。「今も、人の生きる権利はおびやかされ、人種差別もなくなっていません」あとがきでそう語る著者カーメン・アグラ・ディーディさんの言葉を引用しつつ、本著の訳者である那須田淳さんは、次のように語ります。「それは、社会の大きな問題だけでなく、近所やときに学校の教室での、いわれのない差別やいじめにもつながります。この物語は、かつての歴史のお話ではなくて、今のわたしたちの問題にもつながることだと思って読んでもらえたらうれしいです」不正に苦しむ誰かのために立ち上がり、彼らと共に戦う勇気。80年以上前の時代を背景に語られた物語でありながら、その普遍的なメッセージが現代にも強く訴えかける、おすすめの一冊です。
(小説家 堀井拓馬)
ナチスドイツの侵攻の中、多くのユダヤ人を救い国民を守ったデンマーク国王の反骨精神を描いた作品です。
このような事を知らなかったので感動したのですが、クリスチャン10世のエピソードから作られたフィクションだということなので、その意だけを汲み取りたいと思います。
ユダヤ人を差別化するために着けさせられた「黄色い星」でした。
これほどに侮蔑的な政策はないでしょう。
しかし、国民全体が着けたとしたら?
ユダヤ人以外は「黄色い星」を着けてはいけないということではなかったのですから。
この行為が、ナチスドイツに対する無言の抵抗となったことは間違いありません。
この発想の転換と行動は輝いて見えました。
「今の私たちの身近な問題にもつながる一冊です。」と、カバーに書かれていました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】