[日販商品データベースより]
いつもいっしょにちびちゃんの手を温めていた一組の赤い手袋。ある日、ちびちゃんは森で右手袋を落としてしまいます。通りかかったキツネが手袋を見つけて枝にかけておきますが、風で飛ばされてしまって…。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- こもれび
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2020年02月発売】
- ひだまり
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2018年11月発売】
- ハンカチさがし
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2018年08月発売】
- しゃっくりくーちゃん
-
価格:968円(本体880円+税)
【2017年09月発売】
- ちいさな魔女とくろい森
-
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2019年04月発売】
あかいてぶくろのみぎとひだりは、いつも一緒に出かけます。ちびちゃんの小さな手が冷たくないように、ふっくらふんわり包むのです。ちびちゃんが雪だるまを作れば、そっと力を合わせて手伝い、夜になればストーブの前に並んで、また明日ちびちゃんのためにふわふわでいてあげることを約束するのです。ところがある日、ちびちゃんはみぎのてぶくろをなくしてしまいます。通ってきた道を探しまわるのですが、どこにも見当たりません。離れ離れになってしまった、みぎとひだり。今頃どうしているだろうかと、お互いを思うのですが……。ちびちゃんの手をつつんでいる時も、雪の中で埋もれそうになっている時も、こうさぎやのねずみたちを温めている時も、その存在感を放ち続ける真っ赤なてぶくろ。少しずつほつれていくけれど、決して悲しい気持ちに覆われてしまわないのは、それぞれの場面を丁寧に繊細に、そして温かく描いてくれているからでしょうか。読み終わってみれば、ちびちゃんも、みぎもひだりも、なんだか頼もしく見えてくるのです。幸せの形はそれぞれ。たくさんの人たちの心を包み込んでくれそうな、素敵なあかいてぶくろのお話です。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
お母さんに編んでもらった赤い手袋。
主人公のちびちゃんはとても大切にしていましたが、ある日片方の手袋を落としてしまいました。
ちびちゃんは、探し回りましたが見つかりません。
落としてしまった片方の手袋は、ちびちゃんの元へは戻らずわたくさんの動物たちへ温かさを届けました。
最初わが子は、手袋を落としたことを「かわいそうだねと」心配していました。
読み進めていくうちに、形は変わってもたくさんの動物を温める手袋の姿を見て「みんなが喜んでるね」と幸せな気持ちに変化していました。
雪の世界から、徐々に春の訪れも感じられる。
とても優しくて温かい気持ちになれる絵本です。(ぱぱぱぱんださん 30代・東京都 女の子2歳、女の子5歳)
【情報提供・絵本ナビ】