- それでも映画は「格差」を描く
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「最前線の映画」を読む Vol.3
インターナショナル新書 084
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2021年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784797680843
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「最前線の映画」を読む Vol.3
インターナショナル新書 084
[BOOKデータベースより]
映画は世界を映す窓だ!ギグワーカー、非正規雇用、ワーキングプア…言い方はさまざまだが、その実態は世界中、みな同じ。労働者から人権を奪い、生活限界まで搾取する。その傾向は突如襲ったコロナ禍によってますます拍車がかかっている。このディストピア的な状況を前に、世界の映画作家たちは各々のアプローチで「現代の資本主義」を描こうとしている。『パラサイト 半地下の家族』『天気の子』『万引き家族』などを徹底解剖!
『パラサイト 半地下の家族』―したたり落ちるのは雨だけ
[日販商品データベースより]『ジョーカー』―最も恐ろしきハッピーエンド
『ノマドランド』―映画が与えた「永遠の命」とは
『アス』―私たちこそモンスターだ
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』―「善きサマリア人」は、どこだ?
『バーニング 劇場版』―格差が生んだ「大いなる飢え」
『ザ・ホワイトタガー』―インドのラスコーリニコフ
『ロゼッタ』―格差と貧困を描く「ダルデンヌ・スタイル」とは
『キャシー・カム・ホーム』―世論を動かした、ケン・ローチの「原点」
『わたしは、ダニエル・ブレイク』―貧しさは罪なのか?
『家族を想うとき』―「個人事業主」という罠
『万引き家族』―ビルの谷間の「スイミー」たち
『天気の子』―愛にできるものはまだあるよ
あとがき
グローバル化とコロナ禍でますます加速する「格差」と「貧困」!
マスメディアが伝えない「真実」を世界の名監督はどのように描いたか?
町山智浩が熱く語る「世界と映画」の今!
本書で採り上げる主な映画作品(順不同)
『天気の子』新海誠監督
『万引き家族』是枝裕和監督
『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督
『ジョーカー』トッド・フィリップス監督
『ノマドランド』クロエ・ジャオ監督
『アス』ジョーダン・ピール監督
『ザ・ホワイトタイガー』ラミン・バーラミ監督
『プラットフォーム』ガルダー・ガステル=ウルティア監督
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』リューベン・オストルンド監督
『その手に触れるまで』ダルデンヌ兄弟監督
『バーニング 劇場版』イ・チャンドン監督
ほか多数。
もちろん、すべて書き下ろし!
町山氏ならではの視点で、監督たちが「世界の今」に向けて訴えたかったことを鮮やかに解明。乞うご期待!
町山智浩(まちやま ともひろ)
映画評論家。ジャーナリスト。1962年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、95年に雑誌「映画秘宝」を創刊。
その後、アメリカに移住。現在はカリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」、BS朝日「町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN 」レギュラー。
著書に『最前線の映画を読む』『映画には「動機」がある』(インターナショナル新書)などがある。