教育は社会をどう変えたのか

個人化をもたらすリベラリズムの暴力

明石書店
桜井智恵子　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2021年09月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784750352527

内容情報

[BOOKデータベースより]

リベラリズムの暴力
第１部　子どもと大人の現在（子どもの現在；大人社会の現在）
第２部　経済的教育史（戦後教育の枠組―「自己責任」の誕生；資本主義が求めた道徳教育）
第３部　不平等の正当化（公教育における「多様化」という問題―岡村達雄を手がかりに；「子どもの貧困」という隠蔽―釜ヶ崎の社会史から　ほか）
第４部　資本と教育（能力主義を支える特別支援教育―モンスターは誰か；ＥｄＴｅｃｈとコロナショック―「なんと素晴らしい瞬間」）
希望のありか―「存在承認」というアナキズム

[日販商品データベースより]

ずっと前からすでに、私たちの社会では生き延びることが難しくなっていた。――本書は、政治・経済の在り方を教育の歴史とともにたどり直し、「個人化」された社会を鮮やかに分析する。市民社会に埋め込まれた経済原理から離れ、世界の別のあり方を構想する、今こそ必要な一冊。