この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ジェンダーで学ぶ社会学 第4版
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2025年01月発売】
- 質的社会調査の方法
-
価格:2,090円(本体1,900円+税)
【2016年12月発売】
- 環境の社会学
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2009年11月発売】
- 戦後日本の人口移動と家族変動
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2018年01月発売】
- 共生と共歓の世界を創る
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2017年10月発売】
[BOOKデータベースより]
第1章 女性ホームレスのエスノグラフィに向けて
[日販商品データベースより]第2章 女性ホームレスとは
第3章 女性ホームレスを対象とした福祉体制の成立
第4章 福祉施設の利用とジェンダー規範
第5章 女性野宿者たちの生活世界
第6章 野宿をすることと野宿を脱すること
第7章 変化のプロセス
第8章 主体化の魔力に抗して
付録 貧困女性はどこにいるのか
路上にとどまる女性たちの「意志」とは何か?
女性ホームレスの生活史から、女性が貧困に陥る過程を浮き彫りにし、福祉制度や研究が前提にしてきた人間像を問い直す。著者による付録「貧困女性はどこにいるのか」と岸政彦氏による解説「出会わされてしまう、ということ」を収録した増補新装版。
……………
たくましいでもかわいそうでもなくただ、人びとの行為には、生活には、そして人生には「理由がある」のだ。
いま現在人びとがおこなっていることの理由を、人びと自身の言葉を通じて描く。
丸山里美が目指して、そして見事に成功した本が、本書である。
この本を読むと、ただもう、人びとはそこで生きているのだな、という深い感動をおぼえる。
丸山の著作に登場する人びとには「顔」がある。
私はこの本を何度も何度も読んだが、エイコさんやタマコさんと、まるで知り合いのような気がしている。
(中略)丸山里美の本によって、私たちは、エイコさんやタマコさんと「出会わされてしまう」。
丸山のエスノグラフィには、そのような力がある。
――岸 政彦「解説 出会わされてしまう、ということ」より
……………
(webマガジン「せかいしそう」で、「はじめに」を全文公開中)