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[BOOKデータベースより]
コロナ禍での写真と、その時交わした言葉と想い。それは表裏一体となって明日を語っていた―変わらない眼差しで市井の人々の思いを活写した渾身のフォトエッセイ集。
初めて体験する緊急事態宣言
[日販商品データベースより]マスクが当たり前になった日
石油危機の頃を重ね合わせる
目には見えない壁
沖縄出身の二人の若者の話
タクシーという人生劇場
ある日の機内アナウンス
人生はどこでどう変わるか分からない
時代は変わっても根っこまでは変わらない
ある会話がくれた救いの手〔ほか〕
2020年、多くの人は「世界が変わった」と感じているかもしれない。
けれど、果たして本当にそうだろうか?
写真家ハービー・山口は、これまで通り、カメラを持って街に出て、スナップを撮り、市井の人々の声を聞いた。
写真家を志す学生、タクシーの運転手、多種多様な仕事人、観光に出かける人、久しぶりに会った恋人たち。
そこには人々の変わらない思いと、変わらない日常があった――。
どんなに世界が変わっても、人々の心の奥底はそんな簡単に壊されるものじゃない。
本書には、諧調豊かなモノクロ写真と、人々の声を聞きこの1年感じた明日への希望を込めたエッセイを収録。
「明日もまた、未来に向かって生きてみよう」。
ページをめくるたびにそんな気持ちに変えてくれる力が、この写真にはある。
市井の生活を優しいまなざしで写し出す写真家の渾身のフォトエッセイ集。