- ホワイトカラー雇用史序説
-
20世紀アメリカの企業社会
中央大学学術図書 103
- 価格
- 6,600円(本体6,000円+税)
- 発行年月
- 2021年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784805731475
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[BOOKデータベースより]
第1部 ウェルフェア・キャピタリズムと労働者(GE社におけるウェルフェア・キャピタリズムの展開;1920年代GE Schenectady Worksにおけるフォアマン問題―20世紀企業の形成と現場管理機構の再編成;GEスケネクタディにおける事業所評議会の形成―参加・コミュニケーション型従業員代表制の成立過程;GEにおける従業員代表制の再編と廃棄―労働者評議会と産業別組合;プレ・ニュー・ディール期GEにおける原先任権(proto‐seniority)慣行―勤続と先任順;アメリカ労使関係における「ジョブ・コントロール・ユニオニズム」―歴史的視点からの再検討;20世紀アメリカの労働と福祉―American Standard of LivingとWelfare Capitalismを中心に)
[日販商品データベースより]第2部 ホワイトカラーの雇用史(アメリカ「ホワイトカラー」雇用史研究序説;工場徒弟制から「人事管理」へ―生成期ゼネラル・エレクトリック社の組織・管理問題と人材育成を中心に;「現場経験」を通じた大卒エンジニア育成―GEの「テスト・コース」の場合;アメリカ企業におけるホワイトカラーのサラリー制度―職務と報酬の関係についての歴史的考察;大企業形成期アメリカのホワイトカラーの内部階層構造―General Electric Co.のサラリー・データの検討;20世紀後半における大企業マネジメント層の性格と変容―GE Management Conference Directoryの分析;アメリカにおけるホワイト・カラーの雇用保障―従業員ハンドブックを中心に(上))
補論
本書はアメリカ企業社会の歴史を追究してきた関口定一氏の遺稿集である。アメリカを代表する巨大企業GE社の厖大な史料の森に分け入り、その労働世界を幅広く描いた労作である。本書の内容は、ウェルフェア・キャピタリズムに注目しつつGE社の労使関係を論じた第T部、アメリカのホワイトカラー雇用史を論じた第U部、そして日本と比較した補論から構成される。いま巷で議論されているメンバーシップ型やジョブ型といった労働世界の原型が、はたしてアメリカに見出されるのか。いや、そもそもどのようにして生まれ、どのように変化してきたのか。日本的労使関係の今後を時に憂えた関口氏の遺言が、この著作の行間から聞こえてくる。