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[BOOKデータベースより]
二〇二〇年一月、新型コロナウイルスの感染爆発を受け、中国政府は武漢市封鎖令を発出した。歴史学者・艾丁がドイツから帰国したのはその日のことだった。彼の妻と娘は武漢にいる―すべての交通手段が遮断された病毒の街に。強制隔離で足止めされた艾丁のもとに、妻や友人からコロナ禍の中国の悲惨な声が届く。次々に死を遂げる民衆。死体を詰め込んだトラック。病者と死者が群れをなす病院と火葬場。ウイルス発生源をめぐる内部告発は当局によって消され、告発者も姿を消す。武漢にはウイルス研究所があった。そこは蝙蝠のウイルスを研究していた。研究所内部から発された警告も闇に葬られた…オートバイで、舟で、あるいは辺境の村を抜けて、武漢へ向かう艾丁。彼を待つ底知れぬ闇とは?天安門事件を批判して投獄され、ドイツに亡命した文学者が、中国政府による“コロナウイルス制圧”の物語を告発し、コロナ禍の中国の「真実」を叩きつける長編小説。
[日販商品データベースより]新型コロナウイルスが蔓延した武漢。
あのとき中国で何が起きていたのか?
亡命中国人作家による告発のドキュメンタリー・ノヴェル。
佐藤優氏、戦慄。
「コウモリの謎」に戦慄した。習近平帝国の秘密が暴かれる。
新型コロナウイルスについて描いた多々ある小説の最高傑作。
――佐藤優
妻子の待つ武漢へ、男はロックダウンされた大地をひとり行く。
彼が中国に帰国したのは、新型コロナウイルス蔓延により、故郷・武漢がロックダウンされたその日だった。すべての交通手段は遮断され、ひとたび感染を疑われれば強制隔離が待つ。地方政府にかけあい、バイクや舟を駆り、あるいは地方の小村などを経ながら、彼はただひとりの決死行をつづける。
ネットを通じて、またドイツの知人を通じて続々と入ってくる新型コロナ発生と蔓延の闇。武漢ウイルス研究所を取材しようとした若きネットジャーナリストはライブ配信の最中に官憲に踏み込まれ、「失踪」する。ウイルス研究に関する内部告発は次々に「デマ」とレッテルを貼られて消されてゆく……。
長い旅路の果て、彼を武漢で待つ運命とは?