- 市民がつくる、わがまちの誇り
-
シビック・プライド政策の理論と実際
文化とまちづくり叢書
- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784880655086
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[BOOKデータベースより]
シビック・プライドで重要なのは、まちへの思いと共に、市民としてまちに関わるという当事者性である。市民の内発力による参加や協働を支える本格的な制度や仕組み、地道な実践を必要とする。まちの構造を転換するような息の長い取り組みに、具体的な道筋を示す。
1 シビック・プライドの理論(シビック・プライドとは何か―政策論からの再定義;地方自治の変化とシビック・プライド;シビック・プライドの目的・目指すところ ほか)
[日販商品データベースより]2 シビック・プライドの政策化(政策化の基本視点;シビック・プライド政策の主体・対象者;シビック・プライド政策の設定 ほか)
3 シビック・プライド条例(試案)(目的;基本となる用語(定義);基本理念 ほか)
まちへの「愛着、誇り、共感」を育み、地域活性化につなげるために
まちや地域への愛着、誇り、共感は、「このまちに住み続けたい」「 このまちを人にも勧めたい」という行動に繋がることから、シビック・プライドは自治体にとって魅力的なパラダイムである。
従来、自治体の魅力を発信する方法としては外部のコンサルタントにプロモーションを委託しWEB や東京でのイベントによる情報発信などで、成功したとは言えないものが多い。これはよそ者任せのシティーセールスの結果とも言える。これらの反省からシビック・プライド論が生まれた。市民の愛着や誇り、共感に加え、住民らが当事者意識を持ち、発信の結果、外部からヒト・モノ・カネの獲得といった効果を引き込む。出発点に市民一人ひとりの思いや意欲を据えるのがシビック・プライド論の要諦といえる。
しかし一方で、シビック・プライドは客観化が難しい事、精神論に陥りやすく施策化が難しい政策テーマである。こうした問題意識から、本書ではシビック・プライド政策の理論化と政策化に焦点を絞って論述した。理論化ではシビック・プライドを新しい公共論・協働論から組み立て、社会資本であると考え、客観化、見える化に注力した。政策化では、政策の全体像、政策の意義や必要性がうまく説明出来ないといった不安や疑問に答えるべく、事例も交えて具体的に論述した。
これからの地域創生に不可欠なシビック・プライド政策についてわかりやすく解説した1冊。