- 日本陸海軍、失敗の研究
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569849997
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[BOOKデータベースより]
先の大戦の日本の敗北は、強大な国力を誇るアメリカとの開戦を決断した時点で、半ば決まっていたといえる。自国にとって「都合のいい情報」だけを採用し、確たる長期戦のプランを立てずに対米英戦を始めたのは、日本の陸軍、海軍が組織として「硬直化」していた証である。個々の戦闘に敗北しても、指揮官が責任を取る例は珍しく、年功序列による温情主義的な人事が最後までまかり通っていた。なぜ、日本の陸海軍は理性的な判断ができず、非合理な失策を繰り返したのか。なぜ、自ら過ちを反省し、正すことができなかったのか。極度の同質集団であった日本陸海軍が陥った錯誤から、現代の我々が学ぶべき「失敗の本質」とは。
第1部 陸軍編(総論 良識派はいたものの…第三世代の「失敗の本質」;二・二六事件 ある軍人の死と失われたもう一つの未来;インテリジェンス 世界的にも高い能力が活かされなかった理由;作戦を徹底分析 パーフェクトな南方攻略と惨戦のインパール ほか)
[日販商品データベースより]第2部 海軍編(総論 「世界三大海軍国」の一角を占めるも…その虚実に迫る;四人の「連合艦隊司令長官」が果たした役割とは;珊瑚海海戦 アメリカは学び、日本は学ばず…太平洋戦争の岐路となった海戦;ミッドウェー海戦 黙殺された訴え、そして訪れた機動部隊の悪夢 ほか)
第3部 終戦、和平工作編(昭和天皇の想いが秘められた「聖断」―その真の意味とは;国内外で展開された和平工作と失敗の理由)
先の大戦の日本の敗北は、強大な国力を誇るアメリカとの開戦を決断した時点で、半ば決まっていたといえる。自国にとって「都合のいい情報」だけを採用し、確たる長期戦のプランを立てずに対米英戦を始めたのは、日本の陸軍、海軍が組織として「硬直化」していた証である。最初から「現場任せ」の無謀な作戦が幾度も計画され、個々の戦闘に敗北しても、敗因に対する研究や改善案の実行が不十分であった。参謀や指揮官が責任を取る例も珍しく、年功序列による温情主義的な人事が最後までまかり通っていた。
日露戦争でその名を世界に轟かせた日本の陸海軍は、太平洋戦争においては、なぜ理性的な判断ができず、非合理な失策を繰り返したのか。なぜ、自ら過ちを反省し、正すことができなかったのか。極度の同質集団であった日本陸海軍が陥った錯誤から、現代の我々が学ぶべき「失敗の本質」とは。