[BOOKデータベースより]
「もう、こんな悲しみに立ち止まっているわけにはいかない。」日本初の官民協働刑務所で、矯正プログラム絵本の読みあいが育む自分を愛するちから。「読みあい」実践の集大成。絵本のちから、読みあいの可能性を信じ続けて。
1 読みあいを矯正の場に生かす―絆プログラムの概要(絵本の効用なんて、文学にそぐわない?;はじまりは、読書療法との出会い ほか)
2 一人でも独りじゃない―絆プログラム12年間の記録(繊細な時間・繊細なしぐさ;わが子との絆を取りもどす再出発への願い ほか)
3 家族・社会につなぐ海外の試み―感情が響きあう場づくり(ストーリーブック・ダッズとは?;居心地のいい場所、収録現場の見学 ほか)
4 受刑者処遇の未来へ向けて―絆プログラムの意義と今後の課題(刑務所とはなにか?;PFI刑務所の出現とその運用 ほか)
5 2020年の読みあいから見えてきたもの―哀しみを得て生きすすむ(ここからいっしょに回復の道を 2020.9.14.;気持ちをゼロ地点にもどして 2020.9.28. ほか)
会えないわが子への想いを声にのせて
病棟で児童養護施設で、赤ちゃんからお年寄りまで、場をともにするコミュニケーションを根底に「読みあい」を実践してきた著者が、受刑中の母と子を深くやわらかくつなぐ。
今、誰も排除しない社会への小さなとびらをひらく。
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絵本にはどのような効能があるのか、考えることの多い自分に、参考になる本でした。
女性受刑者が、罪と向き合い、会うことのかなわない自分の子どものことを思い、1つのメッセージとして、絵本を声に出して読んで、その声を伝えるという取組みで、母親たちは様々なものと向かい合います。
絵本に描かれている内容を、自分自身中で音声変換しようとしたときに、単に字面を声に変えるのではなく、心で声に変えていく作業なのだと実感していくのですね。
彼女たちの心が響いてきました。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】