[BOOKデータベースより]
救済はいいことだけど、救われる人間の心には、屈辱が刻みこまれる。どうやって「弱者を助けるか」、ではなく、どうすれば「弱者を生まない」社会をつくれるのか―その答えがこの一冊に!「共にある」を否定するBI(ベーシックインカム)との違いも明らかに。「ベーシックサービス」入門書にして決定版。
序章 不条理に怒りを!
第1章 政治に負けて生まれたベーシックサービス
第2章 私の幸せとあなたの幸せをひとつに
第3章 できる大改革できない大改革
第4章 新型コロナウイルスが教えてくれたこと
第5章 ベーシックサービス、その先へ
貯蓄ゼロでも不安ゼロな社会は実現できる!
著者は、2018年、「医療、介護、教育、障がい者福祉のすべてが無償。貯蓄ゼロでも不安ゼロな社会」
を実現するための方法<ベーシックサービス>を発表。
消費税増税の必要性に切り込み、賛否両論を巻き起こしました。
本書はその入門書にして決定版。
なぜ忌み嫌われる「消費税増税」が「格差なき社会」につながるのかを、
軽やかにひもといていきます。
本書には、「社会」という言葉が294件も出てきます。
著者は本気で、税の使い道を通じ、社会を語ろう、社会を変えよう、身近を革命しよう、
と私たちに迫ります。
「人口減少、高齢化、経済の長期停滞、まさに『縮減の世紀』がはじまりました。
のぞましい社会を語りあうのは、いまです。いまなら間にあいます。
これは、知的遊戯ではありません。僕たちの自由を守るための『静かな闘い』です」
……東大を出て大学教授になった“勝ち組”(らしき)著者が、
なぜこんな無骨なまでに熱く語るのでしょうか?
ベーシックサービス理論とふかく結びつく、著者の壮絶な過去もあますところなく語られます。
著者渾身の静かな、しかし胸熱の闘いに、ぜひあなたも加わってください。
【編集担当からのおすすめ情報】
【著者について】
井手英策 (いで えいさく)
1972年、久留米市生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。日本銀行金融研究所、東北学院大学、横浜国立大学を経て、現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は財政社会学。著書に『幸福の増税論 財政はだれのために』(岩波書店)、『富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く』(集英社)、『欲望の経済を終わらせる』(集英社インターナショナル)、『18歳からの格差論』『いまこそ税と社会保障の話をしよう! 』(いずれも東洋経済新報社)、『ふつうに生きるって何? 小学生の僕が考えたみんなの幸せ』(毎日新聞出版)ほか多数。2015年大佛次郎論壇賞、2016年度慶應義塾賞を受賞。
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