ユングの神経症概念

Ｄｅｒ　Ｊｕｎｇｓｃｈｅ　Ｂｅｇｒｉｆｆ　ｄｅｒ　Ｎｅｕｒｏｓｅ

創元社
ヴォルフガング・ギーゲリッヒ　河合俊雄　河合俊雄　猪股剛　北口雄一　

• 価格: 4,400円（本体4,000円＋税）
• 発行年月: 2021年06月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784422117638

内容情報

[BOOKデータベースより]

心の病を、心の側から理解する。治療的な心理学の先駆者たちの中で、Ｃ・Ｇ・ユングだけは当時の因果論モデルや医学モデルへの囚われから自由だった。ユングの神経症概念を手がかりに、心理学のあり方を根本から問い直し、心の病への新たな視点を提示する。心理学の理論と実践を結ぶギーゲリッヒの重要著作、待望の邦訳。

導入
Ｃ．Ｇ．ユングの事故後神経症という物語に埋め込まれた神経症概念（神経症のもう一つの起源―自由な創造；原理的なこと；目的性の観点；論理的な接収と転倒；転倒した視点の倫理的・治療的・理論的意味；神経症のアクチュアルな葛藤という理論；忘却された制作という作品；神経症の二つの真実；見通すこと、手口に乗ること；手口に乗ることの止揚　ほか）

[日販商品データベースより]

治療的な心理学の黎明期に中心的な主題となった神経症は、心理学自身の理論形成や自己理解に大きな影響を及ぼしたが、C・G・ユングだけは当時の因果論モデルや医学モデルへの囚われから自由だった。ユングの神経症概念をユング自身のテキストに即して導き出し、それを手がかりに、心理学のあり方を根本から問い直しながら、心の病への新たな視点を提示する。心理学の理論と実践を結ぶギーゲリッヒの重要著作、待望の邦訳。