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[BOOKデータベースより]
超少子高齢化がすすみ、新奇なモラルや価値観がひろがるデジタル社会。そんな文明の十字路に、突如として得体の知れない新型コロナの禍が襲ってきた。私たちはどこへ向かうのか。いま見直すべき「日本」とは何なのか。谷崎潤一郎、正岡子規、柳田國男、西田幾多郎、鈴木大拙からハイデガー、レヴィ=ストロース、カズオ・イシグロ等まで、先達の思想と足跡に解決の糸口をさぐる。生き恥をさらすか、晩節を汚すか―日本を代表する宗教研究者が、みずからの心身に向き合いつつ、「その時」へと向かう日々のなかで綴る、円熟のエッセイ。
1(息をのむ 日野原さんの天晴れ;二つの散り際 私の中の違和感 ほか)
2(先祖への敬愛が生んだリズム;死んで葬られる地上のカミガミ ほか)
3(ハートでもスピリットでもなく;「こころ」と「心」二つの大河の流れ ほか)
4(水の流れと化す 美しい動き;羽生選手 マイケル そして能 ほか)
5(妥協を許さない二つの美意識;信仰に映る国際性と自己凝視 ほか)
6(「安楽死」による最期に思う;先祖たちがつみあげてきたこと ほか)
超少子高齢化がすすみ、新奇なモラルや価値観がひろがるデジタル社会。そんな文明の十字路に、突如として得体の知れない新型コロナの禍が襲ってきた。
私たちはどこへ向かうのか。いま見直すべき「日本」とは何なのか。
谷崎潤一郎、正岡子規、柳田國男、西田幾多郎、鈴木大拙からハイデガー、レヴィ=ストロース、カズオ・イシグロ等まで、先達の思想と足跡に解決の糸口をさぐる。
生き恥をさらすか、晩節を汚すか――日本を代表する宗教研究者が、みずからの心身に向き合いつつ、「その時」へと向かう日々のなかで綴る、円熟のエッセイ。絶筆さえ予感させる驚きをもって結ばれた好評新聞連載、待望の書籍化!
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