- 武士論
-
古代中世史から見直す
講談社選書メチエ 748
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 2021年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065234648
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[BOOKデータベースより]
この国が「日本」を名乗ってこのかた、鎌倉幕府の成立から江戸幕府の終焉までを考えても、その歴史の半分にわたって、武家政権が中枢を担ってきた。はたして武士とは、いったい何者なのか―。承平天慶の乱、前九年・後三年の合戦、保元・平治の乱、源平合戦、承久の乱、そして南北朝の動乱と戦いを重ねるごとに成長し、頂点を極める足利義満に至るまでの五百年の激動の歴史を一望し、武士の作法である敵討や切腹、住まいの変遷など、絵巻や発掘の成果を駆使しその全貌に迫る!
第1章 武士の源流(兵たちの世界;京の武者と諸国の兵;京・武者から武士へ)
[日販商品データベースより]第2章 武士の成長(武士の家;武家と武士団)
第3章 武家政権と武士(二つの武家;鎌倉幕府の成立と武士)
第4章 北条政権下の武士(泰時の政治と鎌倉;鎌倉後期の武士の環境;絵巻に見る武士像)
第5章 京の足利政権と武士(鎌倉幕府の滅亡と室町幕府;南北朝の対立;室町幕府の体制;武士と武家政権の到達点)
武士とはいかなる存在であり、いかに成長して武家政権を築きあげたのか。著者ならではの、多彩な史料を駆使して描き出される500年の歴史!
鎌倉幕府の成立から江戸幕府の終焉までを考えても、武家政権が存続した期間は実に700年近くにも及ぶ。少なくとも「日本」という国号が使われるようになってからのこの国の歴史の半分は、武士が支配的であったことになる。彼らは一体なにもので、どのように成長し、そしていかなる政権を築きあげたのか。
8世紀に武をもって朝廷に仕える下級官人と規定された「武士」は、「兵(つわもの)」や「武者」として史料上に登場すると、戦乱を繰り返し、やがては朝廷にまでその力を及ばせ、公武にわたる政権を樹立するに至る。『今昔物語集』に見える平将門らの「兵」にはじまり、承平天慶の乱、前九年、後三年の合戦、保元・平治の乱、源平合戦、南北朝の動乱と、戦乱を重ねるごとに成長し、武家政権の到達点である足利義満の栄華にいたるまで、およそ500年の道のりを描き出す。
同時に、古文書や日記のみならず、説話集や軍記物、絵巻、遺跡の発掘成果などを駆使して、主従契約や一揆契約のありさま、親や主君の敵討ち、切腹、集団自決、殉死などの武士の作法、さらには武士の構えた宅や館など、様々な武士の存在形態を明らかにする。
芸能や文化を含む独自の幅広い視野で研究を重ねてきた著者による、決定版武士の歴史!
【本書の内容】
はじめに
第1章 武士の源流
一 兵たちの世界
二 京の武者と諸国の兵
三 兵・武者から武士へ
第2章 武士の成長
一 武士の家
二 武家と武士団
第3章 武家政権と武士
一 二つの武家
二 鎌倉幕府の成立と武士
第4章 北条政権下の武士
一 泰時の政治と鎌倉
二 鎌倉後期の武士の環境
三 絵巻に見る武士像
第5章 京の足利政権と武士
一 幕府の滅亡と室町幕府
二 南北朝の対立
三 室町幕府の体制
四 武士と武家政権の到達点
まとめと展望
コラム 伝説の武者像
コラム 為朝伝説の行方
コラム 能に描かれた武士