外国語としての日本語の実証的習得研究

シリーズ言語学と言語教育　４２

ひつじ書房
玉岡賀津雄　

• 価格: 5,500円（本体5,000円＋税）
• 発行年月: 2021年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784823410581

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　待遇表現の授業効果の検証―対応のあるサンプルのｔ検定による検討
第２章　初級中国人日本語学習者のテ形習得のメカニズム―反復のある分散分析と単純対比による比較
第３章　テキストの読み処理過程の解明―学習者はどのように日本語のテキストを読むか
第４章　反応時間実験パラダイムによるバイリンガルモデルの検証―中日バイリンガルを対象に
第５章　回帰分析による因果関係の証明
第６章　ブランドネームの知覚モードを介した態度形成のメカニズム―質問紙調査へのデータフィッティングの適用
第７章　夏目漱石の中・長編小説１４篇の文章特性分析―テキスト分析のための統計手法
第８章　語彙習得における外国語としての日本語学習者の特性分類―ＩＢＭ　ＳＰＳＳ　ＳｔａｔｉｓｔｉｃｓとＲによるクラスタ分析の紹介

[日販商品データベースより]

これまで日本語や外国語の習得研究は、事例を使った「直感」的な研究が多かった。しかし、特定の表現だけで現象を説明しようとすると、視点が偏りがちになる。そこで本書では、「直感」で推論された仮説を、コーパス、テスト、実験などで集めたデータを統計的に解析して「実証」するというアプローチの研究を、詳細な解説を含んで8つ掲載した。

執筆者：王蕾、斉藤信浩、張??、初相娟、早川杏子、毋育新、毛文偉、大和祐子