[BOOKデータベースより]
「たくさんのだれかが、わたしに語りかけてくれた。ひとりじゃないよって」病院のベッドの上で9歳の少女が発見したのは…。子どもノンフィクション文学賞小学生の部、大賞受賞作が絵本に。
[日販商品データベースより]小学生と人気絵本作家の感動作
札幌に暮らす小学3年生の主人公は、生まれたときから脳神経の病気で入退院を繰り返している。入院するとしばらくベッドの上での生活となる。お母さんは一緒にいてくれるが、放射線を使った治療のときは、ガラスを隔てて別々になる。家ではお兄ちゃんが鍵っ子になる。申し訳ない気持ちだ。どうして自分だけが病気なんだろう・・・。そんなある日、海音ちゃんは、病室で大発見をする。わたしはひとりぼっちじゃなかった! 実在の小学3年生が書いた 「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞作品に、当代一の人気絵本作家はたこうしろうが絵をつけた奇跡のコラボレーション。誰も予想できない30ー31ページ目の見開きと、ハートウオーミングなラスト。涙なしには読めない感動作。
【編集担当からのおすすめ情報】
子どもノンフィクション文学賞を、満場一致で受賞した小学3年生の女の子の作文を読んだ人気絵本作家はたこうしろうさんが、その作者・前田海音ちゃんを訪ねて札幌へ。海音ちゃんが見ている札幌の街の風景や、小学校、そして病院を描いた。なにより、海音ちゃんの心を描いた絵本です。
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病室のベッドの大きさは、たて約二メートル、幅約一メートル。その周りをぐるりと囲うカーテンの中が入院中のわたしの世界のすべてーー。札幌に暮らす小学3年生の女の子、海音ちゃん。彼女は、脳神経の病気の治療のために、3歳の時から定期的に入退院を繰り返している。彼女は大抵の事は「わかっている」。なかなか効果の出ない治療だという事も、もっと痛い思いをして検査を受けている子がいるという事も、家族の住まいがバラバラになってしまう家があるという事も。どうしてわたしだけ、とは思わない。だけど、やっぱりつらい気持ちになる事がある。孤独を感じたり、怖くなることだってある。「もういや!」「薬を飲まなくていい日をください!」内から生まれるたくさんの言葉を飲みこむのは、家族みんな、それぞれが思いを抱えていることを知っているから。そんなある日、彼女の目に思わぬ光景が飛び込んできた……!主人公は実在の小学5年生、前田海音さん。彼女が3年生の時に書いた作文が 「子どもノンフィクション文学賞」を受賞し、絵本作家はたこうしろうさんとのコラボレーションにより、この一冊の絵本が誕生したのです。海音さんが見ている街や学校の風景、病院の様子。そして彼女の口から語られる言葉は、一つ一つどれも重みがあり、まっすぐに読む人の心に刺さってきます。けれどもそれは、悲しみだけではありません。私たちみんなが覚えておきたい、大切なことばかりなのです。「ひとりじゃないよ」ベッドの上で海音さんの見つけた大事な発見。この絵本を通して、きっとまた違う誰かに届いていきますように。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)
小学3年生がこんなにもしっかりと考え、思っていることを文章にしたことに驚きました。
会ったことのない人同士が送りあっていたテーブルの裏の言葉は、患者さんの本当の気持ち。
言いたくても言えずに胸にしまってあった言葉。
この作品によって、多くの人に届くと思います。(みいのさん 60代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】